2017年12月31日
薬剤師の人材不足が解消されていません。薬科大学を卒業するために4年制から6年制に変った時、更に不足するのですが、その後は回復傾向にあると予想されたのですが、未だに解消されていないのが現状です。調剤薬局やドラッグストアと言った店舗の新規オープンが続き、多くの人材が必要となっていることも、不足が続いている理由と言われています。また、女性の資格者が多いことも、不足に輪をかけています。結婚して、子供を育てることから、職場を退職をして家庭に入ってしまうことから、人材が足りなくなってしまうのでしょう。良い結果を生むためには、これら一度退職した資格者が、再度職場に戻って来ることで、人材不足の解消には大いに役立つはずです。事実、調剤薬局でもドラッグストアでも、パートやアルバイト職を多く求めるようになっています。しかし、この資格者の復職に二の足を踏む理由もあります。それはパートとして働くにしても、休職している間に薬剤等の状況が、かなり変わっていることです。1年も経つと、多くの新薬が発売されることになるとか、仕事をしていない間に要領が変わってしまうと言ったことも多くあります。ブランクによるダメージが大きいとされることも、復職に二の足を踏んでしまうことになると言われます。そんなことから今、働く前に現場で働くことの出来るまでの知識を得る勉強をさせてくれる薬局やドラッグストアが増えて来ています。研修を受けることで、忘れていた知識、更には新しい知識を得ることが出来、仕事に対し前向きになることが出来るのでしょう。また人材不足の折り、求人を見ると未経験者歓迎と言う提示も見かけます。つまり薬剤師としての実績がなくても、資格のある人が欲しいと言う募集です。未経験者には、キチンとした指導をすることになる訳ですから、ブランクを感じる人は、この未経験者に混じって指導を受けることも良い方法と考えられます。全く知らない世界ではない訳ですから、未経験者よりは仕事の覚えも早くなるはずです。