2017年12月25日
薬剤師として長く働いていた方が、結婚を機会に退職をされることがあります。子育てなどで忙しく、フルタイムの正社員として仕事をすることが難しいという理由です。しかし退職から数年がたって、多少の精神的な余裕や時間的な余裕ができた際に、復職を試みることもあります。フルタイムの正社員として働くことは難しくても、パートなどであれば、都合のよい時間帯や曜日のみ仕事をいれることができますので、薬剤の専門家としてのスキルを生かしながらも、仕事と家事を両立することが可能であるということです。医療従事者、医師や看護師のみならず、薬剤師の方も全国的に人手不足の傾向にありますので、臨時雇用という形でも一人でも多くの医療従事者が復職してくれることは日本社会にとってメリットがあります。特に昨今はメンタルクリニックの需要が高まっていて、精神科や心療内科の治療を行う上で薬物療法は欠かせません。薬局のスタッフの需要はますます拡大傾向にあるということです。結婚をされている方が仕事に就く場合、税金のことも考えておくことが賢明です。扶養控除のことを理解しておけば、年末調整、あるいは確定申告などの税金に関する手続きの際に慌てることはありません。税金のことでご不明なことがあれば、最寄りの税務署や税理士の方に相談を行うとよいでしょう。税務署であれば無料で税務相談に応じてくれますし、書類の書き方も丁寧に教えてくれるでしょう。税理士の方との面談も、初回を無料で行ってくれるところが多いです。遠慮なく利用して、税制知識をしっかりと身につけて働かられることをお勧めいたします。パートタイムの仕事とはいえ、薬剤の専門家として従事するわけですから、給与は悪くはありません。高給を受け取る以上、税金もより多く納めなければならないということです。個人経営の調剤薬局でも、大手企業のドラッグストアチェーンの店舗でも、パートタイムで働いている方は少なくありませんので、同僚の方と情報を共有するとよいでしょう。