2017年08月26日
人材不足が言われ続けている薬剤師ですが、若干都市部においては充足の兆しも見られる傾向にあるようです。ですが、完全に充足した訳ではないことから、相変わらず求人する薬局やドラッグストアが、多くなっています。また、都市部の充足に対し、地方は不足状態が更に大きくなっていると言われます。
大学や必要な学部が少ない地方都市
薬剤師として働くなら、地方都市が良いと言う話が聞こえて来ます。地方都市で何故人材不足になるかと考えた時、薬科大学や薬学部の存在が希薄と言う声が聞こえて来ます。つまり学生がいないことで、就職を希望する人が少なく、そのため応募してくる人もいないと言うのが現状のようです。
例えば、北海道の場合で考えると、札幌市周辺には、薬学部等の大学があることから、就職を希望する学生も多くなります。しかし、函館・釧路などの地方都市になってしまうと、地元出身の学生が戻って来ることを期待するしか、人材の充てがないのも本音の所なのでしょう。
これが更に地方の町村になると、その不足が輪をかけるに到っている訳です。
人出不足から時給も高く設定される
今、北海道のような地方の場では、資格取得者の給与や時給が、非常に高くなっていると言われます。東京のような大都市での時給が、4000円くらいと言われるのですが、この地方での時給も、それに負けないくらいの支給もあると言われるようになりました。
それだけ高いい給料、時間給を払うとしても、満足行く求人が行っていないとも言われます。そこには、地方における将来が心配と言う資格者が多いのでしょう。そこには、現状での収入は多くもらえることになって良いのだが、遠い将来までの保証はないと言う心配と言われます。
過疎の街になることで、人口が少なくなることで、仕事の量も少なくなると言う心配が抜け切らないのでしょう。
正社員よりアルバイトを求める傾向
薬剤師が不足していることから、正社員募集と供に、アルバイトやパート職の募集も多くなっています。特にドラッグストアの展開が急になって来ている街が多く、多くの人材を集める必要があるからです。年中休みがないことや、遅くまでのお店が開いているなどのことで、多くの資格取得者を確保する必要があるのが、ドラッグストアです。
パートやアルバイトを効率良く使うことで、人件費の抑制にもなることから、多くの人を採用することが一般的なことになっているようです。そしてパート職として働いても、時給が他の職業より良いことから、働きがいのある仕事になるはずです。
この人材不足が続くことで、大都市圏と同様な給与や時給をもらえるまでになっていると考えられます。