人出不足の解消になる資格をもった人の復帰

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2017年05月18日

薬剤師不足が言われて久しくなっていますが、その現状が変わることなく続いてしまっています。毎年、卒業生を出し、その資格を持った人も世に多く出て来ているのですが、それでもまだ不足の状態が続いています。何故、そんな現象が起きてしまったのでしょうか、考えてみました。

女性の結婚退職も人出不足の一因

薬剤師が足りない理由の一番は、なんと言っても大学改革でした。4年制だったものが、6年制に切り替わったことで、丸2年間と言うものの間資格取得者を出すことが出来なかったことが言われています。しかし、学生も増えたことからやがてはこの人員不足も解消されると言われているのですが、その前に調剤薬局やドラッグストアの進出からなかなか人員が足りるまでに至らないと言うのが、本音のところではないでしょうか。

また隠れた問題として、女性が多い職業であることから、結婚退職と言う人も多いことから、人出不足解消に到っていないのが現実です。そのため、地方では非常に人出不足が目立つようになっており、年収800万円を越す募集も見られるようになって来ています。

仕事復帰には復帰に対する支援が必要

都市圏や薬科大学などがある地域での、人材不足は解消に向っていると言われるまでになって来ています。その理由として、家庭の主婦等に落ちついていた人が、パート職やアルバイト職として、調剤薬局やドラッグストアに勤務するようになって来たことにあります。

そこには、しっかりとした復帰支援が整っていることが、その要因となっています。長い間の空白を埋めるための勉強や新しくなった調剤等において、勉強の支援があることで、勤務しやすくなっている企業が多くなって来ています。

これも、人材不足を補うための、ひとつの方法と考えられることになります。患者さんに、堂々と説明が出来る資格者でないと、信頼も勝ち取ることは出来ないと言えるのでしょう。

ドラッグストアの展開がパート職を増やす

現在、ドラッグストアが全国的に展開され、大都市から小さな町や村にまで店舗が建つ時代になって来ました。これらドラッグストアは、営業時間が非常に長くなっており、消費者が薬などの購入がしやすくなっています。そのため薬剤師として働く人も、複数の人間が必要になります。

この時、すべての人が正社員であっては、経費も莫大になってしまう恐れも出て来ます。そのため資格をもった主婦のパート職を多く求めることにもなりがちになっているのも現状です。

働く側も、長時間勤務にならず、家庭と仕事の両立が出来る範囲で職を求めることが出来るようになっていることも、主婦に人気の職と言えるのでしょう。

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