2022年10月28日
新卒の薬剤師が仕事を通じて専門性を高めたり、将来に役立つスキルを磨いたりするには、色々な病院や調剤薬局などのスタッフの役割や業務内容を把握する必要があります。また、就職後に充実した研修を受けるうえで、なるべく人員配置に余裕があるところや、スタッフの定着率が高いところを探しましょう。
スキルアップに役立つ研修が行われているか調べよう
新卒の薬剤師を積極採用している現場の数は年々増加の傾向が見られますが、働きながらしっかりとスキルを身につけるには、時間を掛けて自分に合う職場を選択することが肝心です。例えば、全ての新人のスタッフを対象とした集合研修だけでなく、配属先での個別研修を行っているところや、研修のマニュアルを作成しているところは、多くの若手の求職者から人気が集まっています。
また、研修中に学べる内容については、勤務先によって大きく異なるため、就職後に悩まないためにも慎重に色々な職場の採用パンフレットをチェックしたり、人事担当者に相談をしたりするのがおすすめです。なお、時間に余裕があれば実際に各地の現場で研修を受けたことがある人に話を聞いてみるのも有効です。
現場の人員配置に余裕がある職場を見つけよう
新卒の薬剤師が就職をしてから満足のいく研修を受けるためには、年間を通して現場内の人員配置に余裕がある職場を就職先の候補に入れることが肝心です。地域に密着した医療法人が運営する総合病院の中には、新人の教育を強化するために、スタッフの勤務体系や配置を定期的に見直したり、若手から経験者まで様々な立場のスタッフを雇い入れたりしているところも少なくありません。
また、オーバーワークなどの問題が起こらないようにするため、スタッフの人数と業務量について、求職者側に公開をしている医療機関もあります。そこで、就職活動中にしっかりと自分が興味のある職場の人員配置の特徴を把握することが大事です。
興味のある業務を主に任せてもらえるか確認しよう
一つの職場で飽きずに仕事を続けるためには、自分にとって興味のある業務を主に任せてもらえるかどうか、採用面接の際に担当者に質問をすることがおすすめです。また、業務の内容や職場内での役割によっては高度な専門知識や技術が要求されるケースもあるため、ミスマッチを解消するうえで、就活の合間にじっくりと各現場の見学をしてみるのも良いでしょう。