2022年09月21日
薬剤師は日々の働きだけでなくキャリアアップのための道も用意されています。方向性もさまざまあるので適当に勉強を始めても職場で活かせるとは限りません。取得できる資格や目指すスキルアップとの方向性を図って進めていきましょう。
最新情報にアップデートできます
国家試験に合格することでどなたでも働くことができます。ですが、専門的な資格を取得することで他の方との差別化が図れます。薬と一口に言っても専門分野は多彩にあります。資格を取得することでその分野のエキスパートとして職場で活躍することができるでしょう。
医療は刻一刻と変わってくるので最新の知識を現場に還元できる強みがあります。情報が常にアップデートされる方はどんな職場でも重宝されるでしょう。医療従事者だけでなく、患者さんからもより信頼されやすくなります。
他の方が知らない情報を知っていればより改善できる医療を提供できます。患者さんの不安や疑問点を取り除けられればより安心感が高まります。資格取得は皆のためになり、自分自身の価値も上がります。キャリアップできれば年収アップの期待もできます。現場での貢献が認められれば給与面でも還元されやすいです。がん専門の資格を持っていればがんを専門とする病院で仕事をすると有利です。求められている知識やスキルと資格がマッチすれば年収も上がりやすくなります。給与を交渉する時も有利に進みやすいでしょう。今働いている職場や環境に合わせて取得する資格を今一度考えてみましょう。
専門的な資格も色々用意されています
薬局や病院など職場に就職・転職して働けば終わりではありません。生涯にわたって研修などを受けて自己研鑽に努めなければならない職業です。集合研修や自己研修などの単位を取得した人は「認定薬剤師」として認められます。
定められた単位を取得して証明書を発行してもらうこともキャリアアップの一つになります。取得条件は意外と簡単で金銭の負担もいりません。試験などはなくあくまで自己研鑽を認定してもらう資格となります。e-ラーニングなどでも単位として一部認められています。
給与面ではかかりつけ指導料や包括管理料として算定要件に入っています。特に薬局では収益にもつながるのでぜひ取得しておきたい資格です。年収アップの可能性も夢ではありません。在宅業務を行う薬局にお勤めなら「ケアマネジャー」も重宝荒れます。ケアマネジャーは平成10年度にスタートした介護福祉系資格の一つです。近年は受験資格が変更となり、難易度が高い資格でとなりましたがかなり有望な資格となります。高齢化社会に向けて調剤薬局は地域医療を大きく担ってきます。
薬だけでなく健康食品関連の資格もある
薬局や病院ではなくドラッグストアにお勤めの方に有益な資格があります。NR・サプリメントアドバイザーです。ドラッグストアで扱うサプリメントや保健機能食品の知識があることを認める資格です。医師や管理栄養士なども取得している方が多いです。
近年は予防医学が発達し、一般の方でも健康意識がより高まっています。保健機能食品やサプリメントを利用する人は増えていますが、どれを選べばいいかわからないのも事実です。NR・サプリメントアドバイザーなら利用者に合わせた商品を提案し使用方法を指導できるでしょう。
取得するにはまず日本臨床栄養協会の会員になる必要があります。通信教育や学術大会に参加し決められた研修単位を取得します。認定試験に合格することで完了です。