2022年09月18日
薬剤師として働く事ができる職場には様々な種類がありますが、その中の1つに調剤薬局があります。全国で営業している調剤薬局は数多くあるので選ばれる事が多い職場の1つですが、良い点だけでなく注意点もしっかり理解しておく事が重要となります。
調剤薬局は職場スペースが狭い事が多い
調剤薬局自体は病院の近くに併設されている事が多く、病院でもらった処方箋を元に薬を調合し患者さんに渡すのがメインの仕事となります。働く職場の人達はみんな同じ資格取得者ですが、限られたスペースでの仕事になる事が殆どです。
カウンターの他に多くの薬を管理する棚があるなかなか、必要な薬を処方して患者さんへ渡す必要があります。職場が狭いので効率よく働く必要があり、限られた人数の中での仕事になるのでコミュニケーションも必要です。
自分の仕事だけに集中するのではなく、受付の状態を常に気を配りながらお互いにサポートしつつ働く事が必要になります。
一般的なビジネスマナーなどのスキル取得はできない
一般的な会社に就職した場合、多くは最初に新人研修としてビジネスマナーを学ぶ事になります。挨拶の仕方やメールの書き方の他、名刺交換の方法やお茶出しの際のルールなど仕事だからこそ学べる知識でありスキルになります。
ただし調剤薬局での仕事の場合はビジネスに関するやり取りなどは無いので、ビジネスマナーを学ぶ機会がないのが殆どです。もちろん今後も薬剤に関する仕事を続けるのであれば問題はありませんが、一般的な会社に就職する際はその点も注意しておく必要があります。
折角とった資格職だからこそ働く事が出来る環境ではありますが、一般的な企業とは学べる内容が大きく異なるという点は理解しておく事がポイントとなります。
人との対話が苦手だと仕事が苦痛になる事が多い
調剤薬局の仕事では病院で貰った処方箋を持ってくる患者さんが殆どであり、処方箋を元に薬を調合するのが仕事になります。ただし調合して終わりではなく、その後は患者さんへ薬の説明や服用方法など含めて説明する必要があります。
必ず仕事では職場のスタッフや患者さんとの対話が必須であり、コミュニケーションが求められるスキルの1つとなります。多くの人と対話して仕事をする事自体が苦痛に感じる場合、仕事自体が苦痛に感じてしまう可能性も出てきます。
仕事をする上で患者さんとのやり取りは必須となるため、その点も理解した上で仕事を選ぶ事も重要となってきます。