2022年09月08日
新卒の薬剤師に向いている職場の特徴として、採用後に丁寧な個別指導を受けられるところや、段階的に専門的な業務を担当させてもらえるところがあります。また、調剤や服薬管理など基本的な業務内容をマスターするうえで、求職中に複数の医療機関や調剤薬局などの資料に目を通して、研修期間の長さやカリキュラム、指導方法といった大事なポイントを押さえておくことが肝心です。
就職後に十分な教育の機会があるか調べておこう
新卒者が就職をしてから一つの現場でしっかりとキャリアを積むためには、十分な教育の機会が用意されているところを勤務先に決めることが肝心です。就職後の研修の有無や指導の方法については、それぞれの現場の教育方針やスタッフの数、配置などによって違いが見られるため、就職活動中に興味がある現場の見学を済ませたり、ベテランのスタッフにアドバイスをもらったりするのが有効です。
また、一度に医療現場で働いた経験が無い人は、マンツーマンで長期にわたる指導を受けられるところや、何でも相談ができる先輩がいるところを見つけるのがポイントです。なお、医療機関によっては、就職後の新卒者を対象とした研修の内容について、画像や動画を使ってホームページ上で紹介をしているところもあるため、早いうちから身近なところにある病院の事情について調べておきましょう。
事業所ごとのスタッフの平均的な給料をチェック
新卒で就職をしてから待遇の面で不満が出ないようにするには、事業所ごとの基本給や各種手当、賞与などの金額をよく確認したうえで勤務先の候補を選ぶのがおすすめです。一般的に、大学病院や総合病院などの夜勤がある現場においては、高額な手当が支給されたり、ボーナスの支給回数が多かったりすることもあり、長期にわたり安定収入を稼ぐことが可能となります。
一方で、街中にある小規模の調剤薬局などは、定時に仕事を終えられる日が多いものの、手当の金額が少なくなる傾向が見られるため、収入額にこだわりたい人は慎重に職場選びをすることが大切です。その他、給料のモデルについては、医療現場などに勤めたことが無い人にとって分かりづらいところもあり、必要に応じて求人先の担当者に質問をするのも良いでしょう。
スキルアップに繋がる職場を見極めよう
医療従事者として将来にわたり活躍をするには、日々の業務を通じて着実にスキルアップを図れる現場を見つける必要があります。また、勤務先で与えられた仕事に取り組むだけでなく、仕事終わり休日を利用して自主的に勉強会などに出席をするのも有効です。