2022年09月05日
薬剤師の免許を取得してから長期にわたる業務経験がある人は、転職をする際に有利に職場選びができるケースが多く見られます。また、中途採用後に定年まで働く場合には、基本給がアップしたり、経験を積んで役職に就けたりすることもあるため、将来を見据えて職場探しをすることが肝心です。
中途採用者が活躍している現場に目を向けよう
ベテランの薬剤師は、医師や周りの同僚、患者などから頼りにされる場面が多く、特に大学病院や総合病院など規模が大きな現場においては、満足のいく待遇で働くことが可能となります。そうした状況の中、せっかくのキャリアを無駄にしたくない人は、就職活動中に色々な医療機関の求人票をチェックして、多数の中途採用者が活躍している現場に目を向けるのがおすすめです。
最近では、即戦力となる人材を積極採用するため、年間を通して数回の中途採用の選考を実施している医療機関も珍しくないため、キャリアアップや収入アップを目的として転職をしたい人は、余裕をもって職場選びを始めることが大事です。
また、中途採用者の待遇の良し悪しについては、各地の現場の業績やスタッフの人数などに大きく左右されることから、妥協することなく複数の事業所の求人情報を確認しておきましょう。
能力の高い人は採用後すぐに要職に就けることもある
一般病棟や救急病棟、手術室など様々な現場での経験が豊富な薬剤師は、採用後すぐに現場のリーダーや主任といった要職に就けることもあります。また、新人や若手の指導を任されたり、医師に重要な業務を命じられたりすることもあり、やりがいを感じながら働くことが可能です。
能力の高い医療従事者を求めている現場においては、一定のキャリアを持つ中途採用者の基本給を増額したり、新しく手当を設けたりしているところもあるため、しっかりと評判が良い現場の処遇改善の取り組みについて調べておくことが大事です。
その他、中途採用後に出世をしたい人は、昇進や昇格の基準が分かりやすいところを転職先に選ぶのがおすすめです。
中堅や管理職に対する教育が行われているか確認
中途採用後に毎日の業務に無理なく取り組むためには、新卒者だけでなく中堅や管理職のスタッフに対しても十分な教育が行われている職場を見つけることが肝心です。また、集団での研修だけでなく個別教育を徹底している医療現場については、多くの求職者から人気が出る傾向が見られるため、早い時期から中途採用の面接や書類選考の準備を始めると良いでしょう。