2022年08月24日
国家資格を取得することで働く事ができる仕事の1つとなる薬剤師ですが、求人が多く安定して長く働く事ができる仕事の1つです。ただし良い点だけでなく注意点もしっかりあるので、働くことを希望するのであれば把握しておく事がポイントになります。
学ぶための大学費用は割高になる事が多い
薬剤師として働くためには薬剤に関する知識を学ぶ必要があり、独学では厳しい場合が殆どです。多くの人は専門の大学に通う事で、授業で薬学に関する知識を学ぶ事になります。一般の大学では4年間の学習期間となりますが、薬剤に関する学科の場合は6年間学ぶ事が必要です。
通常の大学に比べると学ぶ期間も長く、学費が高いという点が負担になる事が多くあります。お金の面を考えるのであれば国立と私立とでも学費に差がでるので、親としっかり相談しながら学ぶ大学を選ぶ事も大切です。
国立であれば6年間の学費は平均すると400万前後ですが、私立の場合は1年で200万ほど必要になるケースが多いです。6年となると1200万の学費が必要となるので、大学をしっかり選ぶ必要があり奨学金などの利用など工夫する事も重要となります。
働いた年数に関わらず昇給が難しい
資格職という事で仕事自体が厳選して選べるだけでなく、初任給から高い給料がもらえるというのは大きな魅力の1つです。ただし同じ職場の人達は全員が難しい試験に合格した人達であり、同じ資格を取得しているという事になります。
そのため長く働いたとしても同じ条件の人が多いので、目立った昇給という事が少ないのが特徴とも言えます。同じ国家資格を取得した人達なので評価が難しく、他社員と差がでる評価を得ないと昇給ができない場合が殆どと考える事が大切です。
昇給を希望するのであれば他の社員が嫌がる仕事を率先して取り組んだり、別の薬剤に関する資格を取得するなど他社員と差のある行動なり実績を身につける事が重要となります。
昔に比べると業務自体の負担が増えてきている
昔からある仕事の1つですが、業務自体に時代の流れに伴い変化していることを理解する事が大切です。昔の仕事は薬剤の処方といった仕事だけに集中できる場合が殆どでしたが、人件費を抑えるための人材削減や時代の変化によって求められる仕事の内容は増えてきていることを理解する事が大切です。
以前までは事務処理などの仕事は事務員の方を雇う事が殆どでしたが、最近では自分達でパソコン操作を行い事務処理などをもとられる事が多くあります。ジェネリック推奨による仕事の増加の他、高齢者への配慮として在宅訪問といった仕事など多くの仕事をこなす必要が増えてきています。