2022年08月15日
薬剤師の求人は全国各地で増加傾向にあり、病院や調剤薬局など医療に関する現場だけでなく、老人ホームやデイサービス、保育所などの福祉に関する現場でもニーズが高まっています。そこで、資格を生かして働きたい人は、それぞれの現場で求められているスキルや経験について調べたり、就職後の基本給や手当、ボーナスの金額などを確認したりして、自分のニーズに合う職場を見極めることが肝心です。
専門スキルを身につけたい人は病棟勤務を検討しよう
薬剤師として働きながら調剤業務や服薬管理などの専門スキルをしっかりと身につけたい人は、高度な専門知識や技術が要求される総合病院の病棟勤務を検討するのがおすすめです。様々な疾患を抱えている患者が入院している総合病院においては、新人のスタッフに対して丁寧な研修を行ったり、キャリアアップに繋がる研修会や勉強会を開いたりしているところが多く見られます。
そのため、日々の業務だけでなく様々な機会を利用してスキルアップを図りたい人は、身近なところにある総合病院の病棟の見学をしたり、実際に現場で働いている人に助言を貰ったりするのがおすすめです。なお、病棟勤務を希望する場合には、日によって担当の患者が違うケースもあるため、ミスマッチを無くすうえで採用面接の際にきちんと担当者と話し合いをすることが大事です。
福祉の仕事に興味があれば介護事業所に目を向けよう
薬剤師の資格が役立つ職場は全国各地にたくさんありますが、病棟をはじめとした医療現場で働くことにあまりこだわりがない人は、老人ホームやデイサービスといった介護事業所の求人に目を向けるのも良いでしょう。例えば、過去に長く病棟で経験を積んだ人や、介護に関する資格を持っている人は、就職をしてから責任のあるポジションを任されたり、周りの職場や利用者から信頼されたりすることもあります。
そのため、少しでも福祉に関する仕事に関心があれば、医療従事者の募集を積極的に行っている事業所の採用説明会に足を運んだり、施設見学を希望したりするのも有効です。その他、各地の現場の方針や利用者の状況などによって、担当をする業務の幅や勤務時間が異なることもあるため、妥協をせずに職場探しをすることが重要です。
短時間勤務をしたい人はドラッグストアもチェック
各地のドラッグストアに併設されている調剤薬局は、正社員ばかりでなくパートやアルバイトも活躍しているところが多くあります。そのため、子育てや家事などのためにフルタイムの勤務が困難な人は、短時間から働けるドラッグストアの求人を探してみるのもおすすめです。