医薬品と人間との間で懸け橋となる専門家という存在

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2022年08月06日

現在は空前の資格ブームであり、すぐに取得できる民間資格の数は驚くほど増えました。そんな1日や数日で取得できる資格とは異なり、お薬の専門家になる資格は国家資格、長い時間をかけて勉強して試験を受け合格を手にしたら、晴れて有資格者となることができます。

正しいお薬の飲み方を患者さんへ指導する立場

医薬品の専門家として活躍をするのが薬剤師、医療機関など現場では患者さんへのお薬の説明なども行います。服用薬が処方をされたら、患者さんはいつのタイミングで、どんなふうに飲むのかわかりません。

何も説明がないままだと、自分の都合で間違えた飲み方をすることもありますし、飲まない日も出てくることもあります。しかしお薬は必要があって出されるもの、医薬品の知識がないとせっかく処方されたお薬を誤った飲み方で、効果を半減させてしまうかもしれません。

こうしたトラブルが起きないためにも、どのような薬効があるのか、飲むのはいつか、考えられる副作用なども説明をします。

医薬品の専門家になるためには特別な免許が必要

調剤薬局などで活躍をする医薬品知識のプロフェッショナルたち、医薬品を専門的に学ぶ大学を卒業して薬剤師免許が必要です。ドラッグストアなどでも勤務する人たちは多いですが、スタッフはみんな一緒に見えても、お薬の相談をしたり専門知識を持って対応できるのは有資格者、専門家は頼りになります。

高校を卒業したら薬剤を学べる養成課程で学習をして、終了をしなければなりません。大学の薬学科で6年間学びますが、薬学海外に医療医学科や、漢方薬学科などもあります。国家試験を受験して免許を取得、晴れて国家資格を持つプロフェッショナルとして就職ができる流れです。

毎年試験が行われるのは年間で最も寒い時期

6年間という長い時間をかけて学び国家試験を受験することになりますが、薬剤師国家試験のチャンスがあるのは2月、毎年同じであり年に1回だけのトライです。受験にあたり願書などの提出をするのは1月の上旬、試験日が2月の中旬あたりで、合格発表は3月の下旬になります。

新年が明けて世の中はお正月で楽しい雰囲気ですが、受験生にとってはこの3ヶ月が緊張の時期です。基準よりも正解率が上回ること、必須問題に関しては70%を超える正解率であることなど、いくつかの条件があります。

これまで毎日医薬品の勉強に明け暮れてきた、その集大成を発揮するとき、誰もが明るい未来を信じて受ける試験です。

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