2022年06月03日
同じ職種であっても、転職を検討する理由は人によって異なります。では転職を検討している方は、どのような理由から別の職場に行きたいと考えているのでしょうか。実際の転職理由を把握しながら、どのような形で転職先を探していくのがベストか考えてみましょう。
人間関係を理由に転職を考える方が多い
人間関係の悩みは、さまざまな職種において多くの人がぶつかる問題の1つです。ですが薬剤師はほかの職種と比較して人間関係に悩む方が多い傾向があげられます。
例えば調剤薬局で働く場合、限られたスペースで少ない人員で長い時間働くケースが多くなっています。少ない人と長時間同じスペースにいることで、一度人間関係で失敗するとストレスが溜まって働きにくくなってしまいます。
一方で病院勤務の場合には、同じ職種同士だけではなく、医療関係者との連携などの人間関係、医師や看護師との立場の違いによる衝突などの人間関係で悩む方もいます。自分がどのような人間関係の中で働きたいのか考えたうえで、転職先の候補を探していくようにしましょう。
労働環境も転職を決意する理由の1つ
薬剤師の働き方は、どのような職場を選ぶかという点で大きく異なります。そのため残業の多さや休日出勤もしくは夜勤が多いなどの労働環境が転職の理由につながっているケースも見られます。
同じ職種であっても、勤務地によって残業の多さや休日出勤もしくは夜勤の有無は変わってきます。例えば夜勤があるのは、入院設備がある病院勤務の場合が多くなります。また平日のみの出勤にしたいなら、製薬会社などの企業での働き方を考えるのも1つの手です。
同じ職種でもさまざまな職場の候補があるため、自分に合った働き方ができる環境を探していきましょう。
キャリアアップのために転職を考える
同じ環境で働き続けていると、似たような処方箋の扱いばかりでスキルアップもしくはキャリアアップにつながらないという悩みを抱え、スキルやキャリアアップのために転職を決意する薬剤師の方も見られます。
同じように調剤業務が中心の仕事であっても、扱う処方箋の種類が異なっていれば自身のスキルアップへとつなげられます。また人を管理する立場や特定の分野に特化した専門的な人材を目指すなどの方法でキャリアアップもできます。
仕事の幅を広げてより高いレベルに達したいと考えているなら、今と違った環境で働いてレベルアップへとつなげられるようにしましょう。自分に足りないスキルや伸ばしたい内容を考えて、転職先を決めることが大切です。