2022年05月16日
新卒や第二新卒の薬剤師が就職後に成長をするためには、日々の業務を通じて専門的な知識や技術が身につくところや、業務研修やセミナーなどの機会が豊富なところを勤務先に選ぶことが重要となります。また、短期間のうちに基本的な業務をマスターしたい場合は、配属後にマンツーマンで指導を受けられる職場を優先的に探しましょう。
専門スキルが身につきやすい職場を選択しよう
若手の薬剤師の採用や育成に力を注いでいる医療機関は全国にたくさんあり、就職後にキャリア形成をしやすい環境が整いつつあります。そうした状況の中、順調に将来に役立つ調剤などの専門スキルを身につけたい場合には、各地の現場の中でも重要な仕事を担当させてもらえるところを就職先に選ぶのがおすすめです。
最近では、優秀なスタッフを迎え入れるために、新卒者や第二新卒者のインターンシップや実習、職場見学などの受け入れを行っている医療機関が増えているため、積極的にこうしたチャンスを利用しましょう。なお、職場ごとに求められるスキルや適性に違いがあるため、ミスマッチを防ぐうえで採用選考を受ける前に納得のいくまで情報収集をすることが大切です。
業務研修やセミナーが行われているか確認しよう
薬剤師としてスキルアップを図るには、日々の業務に取り組むだけでなく、仕事に役立つ業務研修やセミナーなどの機会を上手く利用することも必要です。大手の医療法人の中には、若手の医療スタッフを対象に業務研修やセミナーの回数を増やしたり、外部の優秀な講師を招聘したりしているところも多数あるため、求職中にじっくりと各現場の事情を確認してみましょう。
また、業務研修やセミナーを通じて学べる内容について詳しく知りたい人は、実際に興味のある医療機関で長く働いている人に直接話を聞いたり、人事担当者に質問をしたりするのがおすすめです。その他、それぞれの医療機関の教育体制については、就職をしてみなければ分からないこともありますが、なるべく長期の研修の期間が設定されている職場を選ぶと良いでしょう。
マンツーマンの教育が行われている職場がおすすめ
自身を持って患者に対応をするためには、新人研修の期間だけでなく、配属後も先輩からマンツーマンで指導を受けられるところを就職先の候補に入れることが大切です。
また、早番や遅番、夜勤など日によって勤務時間が違う現場に就職をする場合は、就職活動中に面倒見の良い先輩が多くいるか調べておきましょう。