幅広い健康サポートを行うファーマシストの役割

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2024年11月01日

医療現場においては、専門職が連携をして、患者さんの健康をサポートしています。薬剤師の場合、薬学的な立場から意見を述べるだけでなく、栄養面での指導なども適切に行えるようになると、さらに患者さんと良好な関係を築くことができます。薬の効能を左右することもある食事指導の在り方について、分かりやすく説明しましょう。

普段の食事に関する食事指導ができるのが理想

調剤薬局やドラッグストアで働くファーマシストは、患者さんと接する機会が多いものです。病棟内で働く医師や栄養士よりも、薬局の窓口にいるファーマシストの方が気軽に相談しやすいと感じている人も少なくありません。

患者さんに薬の受け渡しをする際に、アドバイスの一環として、食事指導ができるとよいでしょう。栄養学の専門家である栄養士とは異なる立場のため、栄養士ほど専門的な知識を身につけておく必要はありませんが、普段の食事で気を付けるべきポイントなどを、患者さんに的確に伝えてあげられると親切です。

ほんの些細なアドバイスひとつでも、患者さんの健康を向上するための役立つヒントになることもあります。

医療チームと適切に連携を取ることが大切

食事指導の効果を高めるには、医療チームが一丸となり、情報を共有することが求められます。患者さんに対して、食事指導を行っても、効果がすぐに表れるわけではありません。

諦めずに継続的に食事改善をするためには、医療チーム内において、どれぐらいの効果が出ているかを把握し、患者さんに対して適切な指導を行うことが求められます。例えば、高血圧の患者さんであれば、減塩の必要性を理解してもらい、食事の味付けを薄くする、減塩醤油を使用するといった対策を徹底してもらうことが必要です。

栄養士だけが情報を伝えるよりも、薬剤師も協力して患者さんに栄養指導をする方が、食事指導の成果が得やすくなります。

正しい食事ケアができるように配慮することが重要

メディアで健康に関する様々な情報が発信されている時代、患者さんのなかには、メディアから得た健康情報を鵜呑みにしてしまっている人もいます。誤った知識に基づいた食事ケアをしてしまわないよう、医療専門職が目配りをすることが大切です。

健康食品やサプリメントは、薬との飲み合わせが好ましくないケースもみられるため、薬剤師が配慮してあげるとよいでしょう。患者さんが安心して健康的に暮らせるように、適切に手を差し伸べるようにしてください。

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