2022年04月24日
病院や介護施設など交代制勤務の職場で薬剤師の仕事を始めるにあたっては、求人選びの際に一回の勤務の労働時間や休憩時間、一か月の休日の日数などに注目をすることが大事です。また、医療従事者が少ない現場では、連日で不規則な時間帯の勤務を任されたり、残業時間が長くなったりすることもあるため気を付けましょう。
身体に負担を掛けずに長く働けるか判断しよう
薬剤師は、病院や介護施設などで活躍の場が広がっており、各地では新卒からベテランまで多くの人材が必要とされています。そうした中、特に早朝や深夜帯の勤務がある職場を就職先に選ぶ際は、体力面で無理なく働けるかどうか慎重に判断をすることが大切です。
最近では、経営が安定している総合病院や老人ホームなどを中心に、スタッフの離職率を低くするため、人員配置の見直しをしたり、日々の勤務時間を短くしたりしているところが増えています。また、実務経験が無い人や医療や介護の現場の仕事に慣れていない人は、就職後のサポートが手厚いところを勤務先に選びましょう。
なお、身近に病院や介護施設に勤めている人がいれば、勤務を始める際の注意点について聞いてみましょう。
人手が少ない現場は残業の有無や時間に目を向けよう
交代制勤務のある現場で長く働くには、なるべく残業の少ないところや、自分の希望する曜日に休みが取れるところに就職をするのがポイントです。一般的に、多数の医療従事者が働いている大病院においては、患者の病状や人数に応じてスタッフの役割や業務内容がきちんと決まっており、自分のペースで働きやすい環境にあります。
一方で、高齢者向けのグループホームなどスタッフの数が少ない現場では、一年を通じて頻繁に残業や休日出勤を命じられることもあるため、時間を掛けて職場選びをすることが肝心です。その他、交代制勤務の経験が豊富な人は、連日で早番や宿直勤務などを任されることもあるため、年齢や体力に見合った職場を見つけましょう。
高待遇で働きたいなら手当の金額にもこだわろう
薬剤師が変則的な勤務を担当する場合には、勤め先の方針によりますが高額な時間外手当や夜勤手当などが支給されることもあります。そこで、待遇にこだわって職場を決めたい人は、医療関係者をターゲットとした転職サイトや求人誌などを使って、じっくりと高収入を期待できる職場を探すのもおすすめです。
また、管理職のキャリアがある人や、業務に直結する資格や免許を持っている人は、手当の面で優遇されるケースが多く見られます。なお、手当の支給条件について就職相談会などのチャンスに詳しく確認しておくことも重要です。