交代勤務の職場で初めて働く際に知っておきたいこと

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2022年04月22日

薬剤師を含めて多くの医療従事者が交代勤務をしている病棟や老人ホームなどに就職をしたい時は、求人票をもとに一日の労働時間や残業の有無、夜勤の回数など気になるポイントをよく押さえておくことが大切です。また、様々な理由でスタッフの数が少ない現場では、時期や患者の入院状況によって長時間の残業や休日出勤が必要となることもあるため注意しましょう。

病棟勤務をするなら各現場の人員をチェックしよう

大病院の病棟で薬剤師の仕事を始めたい場合には、仕事量や業務の内容に見合うスタッフが在籍しているところを探すことが重要となります。特に、脳や心臓などの病気を抱えている人や、認知症など意思疎通が難しい人への対応が必要な病棟においては、一人ひとりのスタッフの負担が重くなる傾向が見られます。

そこで、採用選考を受ける前に色々な見学をしたり、病棟に長く勤めている同業者に話を聞いたりしてじっくりと職場探しをするのがおすすめです。最近では、スタッフの負担を軽くするためにフルタイムからパートまで大人数の採用を行っている医療機関も少なくありません。

そうした中、採用後に苦労しないためにも、早いうちから各医療機関の採用状況について把握しておきましょう。

夜勤の際に十分に休憩や仮眠ができるか見極めよう

薬剤師が夜勤の多い病棟や介護施設などで働く時には、心身ともに無理なく業務を担当できるよう、仕事の合間に十分に休憩や仮眠が取れるかどうか確認しましょう。たとえば、容態が急変しやすい患者を担当する場合は、医師や看護師など他の職種のスタッフとも連携をして交代で休憩を取ったり、スタッフが少ない時間帯の対応の仕方について日ごろから話し合ったりするのがおすすめです。

また、職場によっては、夜勤担当のスタッフが利用できる仮眠室や休憩室を設置しているところもあるため、就職活動中に長く勤められる環境が整っているかどうか見極めることが大事です。

事故防止のため研修や職員会議に積極的に参加しよう

時間帯によってスタッフの人数や顔ぶれが変わる職場においては、申し送りのミスや見回りの不足などによって思わぬ事故が発生するリスクが高まることがあります。そこで、様々な医療や介護の現場でのトラブルに備えるうえで、普段から職場内での研修や職員会議に積極的に参加するように心がけましょう。

また、仕事を通じて職種を超えて報告や相談をこまめに行うことも大切です。

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