2017年05月22日
薬剤師の資格を持っている人は女性の割合が高いと言われています。女性は、結婚や出産、子育てという機会で、一旦仕事を離れ家庭に入る人も少なくありません。正職員として働くことが難しい人にとって、せっかく取得した資格を生かしてパートという勤務形態もあります。一度検討してみるのも良いでしょう。
ライフスタイルに合わせて選ぶことが出来る魅力
パート勤務の魅力は何といっても、ライフスタイルに合わせて、勤務時間や勤務日を選ぶことができる点でしょう。フルタイムであれば年収に関しても優遇される点はありますが、子育て中は、何かと大変です。子育て中で幼稚園や保育園の送迎や、突然の病気によって休まざる得ない場合も多いです。
一般的なバイトでは、時給が安いというイメージがありますが、薬剤師に関しては、時給が高い場合が多いのも魅力です。全国各地どこにいっても時給に大きな差が見られないという特徴があります。時給相場は最低でも1500円ととても高く、高額求人案件の場合は4000円を超えるというケースもあります。
しかも1日、3〜4時間といった短時間勤務のしふともあり、子育て中でも効率的に稼ぐことが可能です。
社会保険にだって加入することも出来る
基本的には転勤や異動もないので、地元で働き口を探すことが出来ます。また、社会保険の方も加入できますので心配がいりません。労働時間や就業期間を満たすことで、加入することが可能です。社会保険に加入しておけば、育児休業給付金や傷病手当金、障害厚生年金などが受け取れるようになります。
メリットはかなり大きいです。そして、万一、職場の雰囲気が自分に合わず、人間関係の問題を抱えた場合においても辞めて転職するという選択肢を選ぶことも出来ます。薬剤師の場合には選択肢も多く、比較的新しい職場が見つけやすいという特徴もあります。
取得するまでに大学で6年学ぶ必要もあり、私立大学でスト学費も高いので、せっかく取得したものを生かした仕事を続ける方がメリットが大きいと言えるでしょう。
正職員とは待遇が違う事は割り切って
ただ、勤務先としては、ドラッグストアや調剤薬局が大半を占めます。病院勤務は残念ながらほとんどないでしょう。ドラッグストアや調剤薬局で勤務することを希望する方にとっては問題はありませんが病院に勤務したいと考えている人は求人探しで困難に陥るかもしれません。
時給も良いですし、年収で計算しても一般的な職種よりは断然給料はもらえますが、やはり、正職員の時のような重要なポジションを任せてもらうことはないでしょう。単純作業が主な仕事というケースが多いことを承知の上働くことを決意しないとやりがいが感じられないという気持ちも生じるかもしれません。
退職金や、福利厚生面でも正職員とは待遇が違うのでそのあたりは割り切る必要もあります。しかし、見方を変えれば、子育てや家事をしながらも働けることは大変有意義なことです。