2024年09月06日
人口減少における人材不足の悩みは各業界に影を落としていますが、その中でも最重要業種としてとらえられているのが医療業界です。医療業界における人材不足の影響は、現在いる人材の過剰労働によって支えられているというのが現状です。しかし過剰労働にも限界があり、心身の疲弊が原因で退職率を上げてしまうという悪循環を生み出しています。このままでは医療業界が成り立たなくなるリスクがあるため、これからのことを考えて改革に乗り出しているという形です。その改革の一つに挙げられているのが、治療に欠かせない人材といえる薬剤師の負担軽減です。
病院での基本的な業務の流れをおさらい
薬剤師の仕事は、病院における薬に関する管理と配布を円滑に実行することです。医療施設には薬を管理する特設所が設けられており、そこで薬の管理をするのが基本業務です。
各部署から患者の状態の情報とこれまでの例から効果のある薬を指定し、特設所から指定されて薬を用意して患者に渡します。このときに薬の情報以外に、丁寧な使い方や保管方法などもレクチャーし安全に使用してもらえるようにするのも業務です。
基本的には特設所で仕事をする流れですが、経験を積んでキャリアアップすると仕事の内容が増えます。まず入院患者に対して、症状に合わせて看護師と協力し薬の手配を行います。さらに外部業務として事故現場や災害現場の際に現場に赴いて、そこで様々な状態の患者に合わせて薬の手配と使用をするというのが基本業務です。
退職率を減らすためにAIを活用
特設所にいるのは5年未満の新人が多く、5年以上の経験を積んだキャリア組は意外にも多忙を極める仕事となっています。そのため病院は朝早くから夜の9時まで休む暇がないため、他の業種と同様に薬剤師もまた退職率がたかいことが病院関連の悩みの種です。
現在は退職した働き手の応募をすることで対応していますが、それでも多忙の影響によってうまくいかない病院も多いです。そこで医療業界では、人材不足の悩みを改善するために業務改革を行います。その業務改革の一つがAIとの連動で、勤怠管理など人海戦術で行っていたことを外部サービスなどを利用して情報をまとめるなどです。
勤怠管理の中で余計となっていた部分を改良し、人材にかかる負担を軽減することに成功します。
最終的には入院患者への対処だけになる
勤怠管理などAIによって管理することで負担軽減することに成功し、現在ではある程度は退職率を下げることに成功します。しかし肝心の問題を改善しているわけではなく、これからは薬の配布については完全にAIとロボットが代わりを果たすという形がかんがえられています。
AIとロボットが代わりを果たすことで、足りない人材でも足りない場所に送ることでバランスをとることができると期待されています。現在はまだ実装されているわけではないですが、これからは人間の代わりにロボットが活躍する業務になると考えらえています。