2024年08月31日
体調が悪くなったときに、病院では点滴や注射を打ってもらえます。この時に調剤されている薬剤は、全て医師が決めているわけではありません。薬の専門家が常駐していて、その人が体内に投与して問題ない有効成分を選別して提供しています。
投与量や配合禁忌を明確にして安全性を確保する
注射や点滴を行う場合には、患者に対する投与量を間違いないようにしなくてはいけません。当然ですが、その患者にとって危険水域の処方を行ってしまうと大きなリスクが生まれてしまうからです。有効成分には、それぞれ混ぜてはいけない薬が存在します。
配合禁忌と呼ばれているもので、疑わしい点が存在する場合には他の医療チームとともに確認をしていかなくてはいけません。安全に使用できると判断できるようにするために、注射の調剤業務を入念に行うのも薬剤師の仕事と言えます。
特に、体内に直接的に薬剤を注入する場合には投与間隔にも気をつけなくてはいけませんのでそのための情報共有も非常に大切です。
無菌で投与するための準備をする
点滴や注射を行う際に何よりも重要なのが、無菌状態をきちんと保つということです。そもそも、病院内には様々な細菌が存在します。薬剤を用いる場合には不特定多数の細菌の影響を受けないように準備をしなくてはいけません。
特に、点滴の場合は西洋医学的な有効成分だけではなくその患者にとって必要な栄養を投与することも珍しくありません。そのために、専門家は注射や点滴の調整を行う場合に無菌室できちんと作業することが求められます。
実際に、病院内にはクリーンルームという場所が準備されていて細菌を含めた異物による汚染を監視するための準備が整えられています。そして、そういった場所で有効成分の効果を崩さないように調剤を行っていく業務を行います。
調剤の機械化のためにデータを蓄積する
薬剤で利用された有効成分のデータは、コンピューターで蓄積していくことが可能です。実際に、近年の薬剤師は点滴や注射薬の調剤業務を機械化するためにコンピューターを利用している背景が存在します。
支援ロボットなどを使うことによって、病院内で効率的な調剤を行う機会も増えていますので、こういった新しい形での業務は非常に重宝しています。当然、こういった機械的な調剤業務を行うためにはそれぞれの患者の適切なデータが必要になります。
処方監査などを専門家が行うことで、間違ったデータの蓄積が行われていないかを確認していきながら、機械化を促進しています。