2022年04月01日
薬剤師が働く定着率が高い職場の特徴として、スタッフの配置に余裕があるところや、休日や福利厚生がしっかりとしているところが目立ちます。また、フルタイムからパートまで一人ひとりのスタッフが自分の希望に合わせて働けるところも多くあります。
若手から経験者まで幅広い人材が働いている
薬剤師の数が多い総合病院や老人ホームなどの現場では、個々のスタッフが無理なく働けるよう、様々な面でサポートを行っているところが少なくありません。たとえば、若手から経験者まで幅広い人材が活躍している現場の中には、年齢やキャリア、スキルなどに合わせて個別の研修の機会を設けたり、医療関係のセミナーや勉強会への出席を奨励したりしているところもあります。
そうした中、一つの現場で医療従事者として長くキャリアを積みたい人は、求職中にそれぞれの現場の取り組みについてじっくりと把握をすることが重要です。
年間の休日が多くスタッフのサポートも充実している
薬剤師の離職者が少ない事業所は、休養やプライベートの時間をしっかりと確保できるよう、年間の休日の日数が多い傾向が見られます。また、長期勤続をしているスタッフを対象に、保養所の利用やレジャー施設の補助券の付与など福利厚生があるところも珍しくありません。
最近では、医療従事者のハードワークの悩みを解消するため、完全週休二日制を導入したり、雇用形態に関係なく、快適な生活ができる職員寮を提供したりしているところもあります。そのため、仕事内容や勤務体系ばかりでなく、待遇面を重視して職場選びをしたい人は、余裕を持っていくつかの評判が良い医療機関や介護施設に目を向けることが大事です。
フルタイムだけでなくパート勤務が可能なところも
フルタイムだけでなく一日数時間のパート勤務が可能な病院の外来や調剤薬局などの現場は、小さな子どもを育てている人や、体力面で長時間働くのが困難な人にとって理想的な職場として位置づけられています。一般的に、パート勤務の時給はそれぞれの事業所の方針や業務内容や、役職などによって決まるため、求人選びをする時に興味のある事業所の特徴をよく理解しておくことが大切です。
その他、事業所によっては長く勤めているパートのスタッフを対象に常勤と同じ条件で手当やボーナスを支給しているところもあります。そのため、自分のキャリアに見合った収入を得たい人は、妥協せずに働きがいのある勤め先を探しましょう。