2024年07月24日
薬剤師は、医薬品のスペシャリストとして病院やクリニック、ドラッグストアで働くというイメージがあります。では、その道のりはどのように築いていけばいいのでしょうか。また、活躍するために必要なスキルはどのようなものでしょうか。
大学で薬学の専門教育を受けなければいけない
薬剤師になるためには、まず大学で薬学の専門教育を受けなければいけません。一般的に、大学の薬学部は6年制課程が設けられています。薬学部では、薬の基礎的な知識をはじめ化学や物理学、さらには薬理学や臨床薬学など幅広い分野の専門知識を学ぶことになります。
また、カリキュラムの一部として実習も含まれており、大学の附属病院や調剤薬局で実際に役立つスキルを身につけられるのも特徴的です。6年間という長い期間にわたって、必要な知識やスキルを身に付けていきます。
そして、6年制課程を修了して初めて国家試験に挑むことができるというわけです。
国家試験は薬剤の調剤など幅広い知識を評価するもの
国家試験とは、医薬品に関する基礎知識や技能を問う重要な試験です。試験は年に一度行われ、その合格率は70パーセントから80パーセント程度です。この試験に合格することで免許を取得することができます。国家試験では、薬剤の調剤や薬物療法の管理、患者への指導や相談など幅広い知識とスキルを評価していきます。
そのため、国家試験の受験生は勉強と実習を徹底的に行い、万全の態勢で試験に臨まなければいけません。また、医療従事者としての倫理観や責任感も問われるため、試験では実践的なスキルと人間性も評価ポイントに含まれます。
キャリアを築いていくために大切なこと
将来、キャリアを築いていくためには継続的な学習とスキルアップが不可欠です。医薬品の進歩や医療技術の発展に伴って、必要な知識や技術も常に変化しているからです。
例えば、新しい薬の登場や治療法の変化に対応するために、定期的な研修や専門分野の資格取得を通じて最新の情報を習得することが求められます。また、患者との信頼関係をしっかりと築くための対人スキルも重要です。特に高齢者や慢性疾患を持つ患者に対しては、単なる薬の提供にとどまらず患者の生活の質を向上させるためのケアも求められます。
患者の信頼を得て治療を効果的に行っていくためにもコミュニケーション能力は大切です。薬剤師になるための道のりは決して容易ではありませんが、病院や調剤薬局、製薬企業の研究職や営業職など多岐にわたる分野で活躍できます。基礎をしっかりと築き専門知識とスキルを磨き続けることで、患者や社会に貢献するプロフェッショナルとして成長できるでしょう。