2024年06月08日
地方自治体では、不測の事態に対応するために医療体制を整っています。ただ、医薬品の専門的な知識がないと必要な薬剤を保存することができなくなります。そこで、災害対策計画から適切な支援を行うことが可能なのが薬学に精通している薬剤師です。
緊急時でも地域の健康を守る存在
災害などの全く予測ができない事態が発生した場合には、医療体制が崩壊してしまう可能性が存在します。ですから、そういった事態のために自治体は医薬品の供給計画をきちんと立てています。しかし、医薬品を供給する場合には地域の医療ニーズに適した形で薬剤の備蓄量を決めていかなくてはいけません。
そこで非常に役に立つのが、地域と交流を行っている薬剤師です。周辺住民と十分なコミュニケーションを取っているため、それぞれの患者に適した有効成分を調剤できるからです。
そのため、被災を受けた地域が満足な医療サービスを受けられます。
医師が行くことができない環境でも対応できる
大きな災害が存在すると、特定のエリアに医療従事者が赴くことができないケースも考えられます。実際に、過疎化地域は通常時でさえ医師不足に悩まされている傾向があるため、十分な人材を確保することができません。この場合、医薬品の供給量が減ってしまうという事態も発生しています。
このような課題を克服するために、他の医療従事者ができないことを代行できるのが薬剤師です。避難所や臨時の医療施設に対して、医薬品を貯蔵するための業務を行うことができます。
被災した場合は、自宅に帰ることができないケースも考えられますのでそれぞれの患者により寄り添う医療が重要です。そうした非常時の役割を担っているのも、地域医療を支える一環だといえます。
自治体と連携して不可欠な情報を提供する
一人で問題を解決ができない場合でも、他の医療従事者と協力をして医薬品の情報提供ができるのが薬のスペシャリストです。実際に、このような人材は地域に対する教育活動を行っているという背景があります。
自己管理能力を高めて、健康被害をなるべく減らせるように周辺地域へアドバイスや支援をします。そして、その情報を周囲の医療施設に還元してより充実した医療制度を築いていきます。加えて、それぞれの公共施設や民間企業と連携を行っているという背景もあります。
典型的なものが、福祉施設への協力です。このような高齢者が多く存在している施設には、十分な医療制度が必要になるからです。得られた患者の情報は、さらに医療施設と連携をしてデータを蓄積できるので一人ひとりの健康状態を向上できるようになります。