2024年05月07日
新人の段階ですべてを完璧にこなせる人はほとんどいません。難関資格を取得した薬剤師でも例外ではなく、新人の段階では完全にミスを避けるのは難しいです。そうは言っても、新人という免罪符を持っていると考えて、軽率な行動や無責任な発言をしてもいいというわけではありません。少しでもミスを減らす努力が必要で、そのためには新人が犯しやすいミスを事前に頭に入れて置くことが大切です。
薬剤や規格を間違えないための効果的な方法
経験の浅い新人が犯しやすい間違いの一つは、薬剤を取り違えたり規格を間違えたりすることです。数多くの薬剤やいろんな規格のものを扱うので、ちょっとした油断が大きなミスに繋がります。すべてを完璧に覚えておくことが理想ですが、新人の段階で高望みをし過ぎるのは危険です。
理想は理想として頭に入れながら、現実の自分の状況を冷静に把握しておくことが大切です。薬剤や規格の間違いを減らすために有効な方法は、よく似たものを事前にピックアップしておく方法が効果的です。
薬剤にも規格にも、よく似たものが多く存在しています。これらを取り違えるミスが多いので、よく似たものがあることを事前に頭に入れておくだけでも効果があります。
数量の間違いを減らすために着目するべきポイント
薬剤や規格の間違いと並んでよくあるミスは数量の間違いです。薬剤や規格を正しく選ぶことができても、数量を間違えてしまうと完全なミスになってしまいます。数量に関しても薬剤や規格と同様に、知識や経験が不足している人だと勘違いしてしまうものが多くあります。
単位ベースで処方箋に記載されている場合に、思い込みで処理すると間違った結果になってしまいます。例えば10錠単位の薬剤もあれば、6錠単位のものもあります。単位の内容を確認せずに数量を調整すると、総量に大きな違いが出てしまいます。
必ず単位の内容までチェックして、数量の間違いをなくすことが大切です。
用法用量の間違いは未熟を自覚することで減らせる
数量とよく似たミスとして用法用量のミスがあります。用法用量とは、決められた目的と決められた量のことです。患者さんの年齢や体格あるいは疾患によって、医師が適切と判断したものが処方箋に記載されています。薬剤師はそれに従って調剤を行うだけではなく、その内容が正しいか否かを判断することも業務に含まれています。
医師の判断を正確に理解する力と、適切か否かを判断するための知識が求められます。最初のうちはミスが多くなりがちな業務だと意識して、丁寧に取り組むことが大切になる重要な業務です。