2022年02月12日
薬剤師の資格を取得すれば、幅広い種類の仕事をすることができます。それぞれの仕事には特徴があり、資格を持っている人しかできない重要な仕事ばかりです。ここでは、このような資格を持っていなければできない仕事についてご紹介します。
調剤をする仕事や医薬品を販売する仕事
薬剤師の資格を持っている人の代表的な仕事は、調剤の仕事です。調剤とは患者が持参した処方箋に書かれている薬をそろえることです。病院の医師は患者の病気や怪我を治療するためにさまざまな薬を処方していますが、それらの薬を実際に用意する重要な仕事です。
患者が薬を飲みやすくするための手助けもしています。医薬品を販売する仕事も、資格を持っている人ができる仕事です。薬局やドラッグストアでは一般の医薬品が販売されていますが、お店で医薬品を販売するためには、資格を持っている人が働いていることが必要です。
そのために薬を販売しているドラッグストアなどでは、必ず一人以上の資格を持っている人が勤務しています。こうした薬局では、資格を持っている人は医薬品を販売するだけでなく、医薬品に関する情報も一緒に顧客に提供しています。医薬品の内容を正しく理解することは安全に使用するために欠かせないことだからです。薬局では顧客から薬に関する相談を受けることもあり、このような相談に対する対応も資格を持っている人だからできる重要な仕事です。
医薬品に関する服用歴を管理する仕事
薬剤師の資格を持っている人は、患者の薬の服用歴を管理する仕事をすることもあります。患者が薬を服用した記録のことを薬歴と呼んでいますが、こうした薬歴を作ることも資格を持っている人にとっては重要な仕事です。
薬歴を作る必要があるのは、薬の中には副作用を持っているものもあるからです。以前に飲んでいた薬が原因で副作用が起こることもあるために、専門の資格を持っている人が薬歴を作って、患者が安全に薬を服用できるようにしています。
新しい医薬品を開発するための仕事
資格を持っている人は、新しい薬を開発する仕事をすることもできます。こうした仕事をおこなっている人はさまざまなことを研究することにより、新しい薬の開発をおこなっています。
病気や怪我に効果がありそうな成分を調べることも、薬を開発している人がおこなっている研究です。病気に効果があることが研究により証明されれば、その成分を使用した薬の開発をさらに進めることができます。