2024年03月22日
薬剤師が口から吸入するタイプの薬剤を調剤する時に重要なことは、吸入のために使用するデバイスです。適切なデバイスを選ぶことによって、患者が薬剤を吸入しやすくなります。ここでは吸入する薬剤に使用するデバイスの選び方について解説します。
吸入用のデバイスを選ぶ時のポイント
口から吸入する薬剤を服用するために使えるデバイスはいくつかの種類があります。これらのデバイスの中から患者にあったものを選ぶ時のポイントは、患者の理解力です。デバイスの使い方を患者が正確に理解していないと薬剤を正しく服用できなくなるので、患者が使い方を理解しやすいものを選ぶことが重要です。
吸入用のデバイスを選ぶ時には、患者が薬剤を吸入する速度も考慮する必要があります。薬剤を吸入するスピードが遅い人の場合には、吸入が遅くてもしっかりと薬剤を吸入できるデバイスが選ばれることが多いです。
薬剤の吸入のために使われる吸入器
薬剤師はドライパウダー吸入器というデバイスを患者のために選ぶこともできます。ドライパウダー吸入器とは、粉末状の薬剤を体内に吸収するために使用できるデバイスのことです。
ドライパウダー吸入器の特徴は、患者が自分の力で薬剤を吸収する必要があることです。そのために、息を吸い込む力が衰えている患者には向いていない場合もあります。
吸入器の使い方を指導する時のポイント
ドライパウダー吸入器を選んだ患者に対して、薬剤師が正しい使い方を指導することも必要です。ドライパウダー吸入器を使用する時にはまず薬剤をセットする必要があり、薬剤をセットし終えたら平らな場所に吸入剤を置きます。
傾いている場所にドライパウダー吸入器を置くと薬剤が吸入しにくくなることがあるので、薬剤を使用する前に置く場所が傾いていないかどうかチェックが必要です。薬剤をしっかりと吸い込むためには息を早めに吸うことが重要で、息の吸い方が遅いと薬剤を十分に吸い込めないことがあります。
一度息を吸い込んだら、吸入器の本体から口を話し数秒間待機します。その後薬剤を全て服用できるまで吸入を続けます。吸入が終わった後の注意点についても患者に指導しておかなければいけない場合があり、服用する薬剤によっては、吸入した後にうがいをしなければいけないこともあります。薬剤の種類によってはうがいをすることが禁じられていることもあるので、調剤する薬剤の種類によって正しい方法を指導することが重要です。