在宅医療のサービスに携わる上での注意点

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2024年01月05日

高齢化社会に伴い、在宅医療や在宅介護の需要も高まりを見せていますが、薬剤師も在宅医療、及び介護に携わることがあります。それらは、病院や薬局などの現場から離れて行われる勤務体系となりますが、どのような人に向いているのか、また、注意する点などを紹介していきます。

気になる私物が目に入っても見なかったことに

在宅医療は、主に通院が困難な患者さんに提供された医療サービスであり、患者さん本人の自宅などを医療従事者が訪問をして診療や治療を行うことを言います。そのため、患者さんのプライベートな空間に触れることに対して、最低限のマナーやルールを順守することができる人が向いている仕事となります。

患者さん、あるいはその家族が実際に生活をしている場に足を踏み入れるため、嫌でも個人の生活状況は目に入ります。ですが、診療や治療のためとは言え、個人の居住空間をじろじろと見回したり所有物を手に取ってみたりする行為はNGです。

対象者はあくまでも医療サービスやサポートが必要な患者さんであり、友達の家に遊びに来ている訳ではないので、個人的に興味が湧く私物などを見かけてもスルーするなどの配慮が求められます。

話すことを見極めてバランスの良い会話をする

しかし、患者さんのわずかな変化を見逃さないためには、部屋の状況や環境などが今までとは異なっていないかの判断をすることは大切です。例えば、いつもきれいに片付けられているのにゴミが溜まっていたり、掃除が行き届いていないようであったりすると、何らかの変化や事情が隠されている可能性があります。

この時、その指摘をズバリと言うのではなく、さりげなく会話の中に入れてみて相手から心情を聞き出すコミュニケーションスキルがあると、より良い医療サービスに繋げることができます。そのため、患者さんから個人的な趣味やプライベートな話が出た時には、相手のスペースに入りすぎず、なおかつこちらのスペースに踏み込まさない話し方をする、などのバランスの取れた会話術を身に付けると業務もスムーズに行えます

たまにはおしゃべりにも付き合う

なお、在宅医療のサービスを受けている人は、親切心からお茶やお菓子などのおもてなしをする人もいますが、患者さんや家族の中には話がしたい人もいるのでそんな時はありがたく受け取り、おしゃべりなどでは長時間の滞在にならないように注意しましょう。

そして、在宅医療や介護に携わる薬剤師には、薬の管理に関しても適切な指導を行うことが求められますが、患者さん本人や家族には薬の保管場所や持ち出す時の注意点などの管理方法をきちんと伝えるようにします。シートに入った薬がテーブルの上に無造作に散らばっている、エアコンの風が当たる場所に薬が置かれている、など、薬をずさんに管理していると、何の薬か分からなくなったり薬の状態が悪くなったりと、患者さんにも悪い影響を与えかねません。

服薬指導と共に大切な業務ですので、覚えやすい所や取り出しやすい場所など、患者さんに合わせた管理方法を提案するようにしましょう。

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