製薬会社で働くメリットには何があるか

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2023年11月21日

製薬会社に勤務する薬剤師は医療行為に携わる機会は限られますが、営業職から研究職まで自分の学歴やスキルを生かして働くことができます。病院や薬局など他の職場と比べて平均年収が高いのも大きな特徴です。ここでは、製薬会社を職場に選ぶメリットについて具体的に確認していきます。

募集職種の数が多く自分に向いているものを選べる

製薬会社で働く社員は、研究職や営業職、治験コーディネーターといった幅広い職種に就いており、自分のキャリアや適性に合ったものを選ぶことができます。はじめに、研究職は製薬会社のあらゆる職種の中でも採用人数が少なく狭き門となりますが、基本給や手当が高く、待遇面で申し分がありません。

多くの製薬会社では三年や五年など任期付きで採用が行われるものの、在職中に成果を出せば継続して働くことも可能です。次に、営業職は各地域の病院や薬局などに自社の医薬品を売り込み、会社によってはノルマが課されることもあります。

多くの顧客を獲得できればその分収入に反映されるのでやりがいを感じやすい職種と言えます。その他、治験コーディネーターは被験者と医療機関の間に入り、治験が順調に進むようにサポートをする役割が期待されます。コミュニケーション能力が高い人や、調整能力のある人が好まれます。

プライベートも充実できる環境が整っている

外資系や国内の大手の製薬会社の中には、生き生きと仕事を続けられるよう、週休二日制やフレックスタイム制の導入や残業時間の短縮を目標に掲げるところが多くあります。仕事ばかりでなく、プライベートの時間も充実させたいという人は、長く働ける環境が整った製薬会社を見つけるのがおすすめです。

最近では、女性の薬剤師が長く働けるよう、長期休暇の延長を行ったり、雇用形態を自分で選べるようにしたりと様々な対応をしている会社も増えています。そのため、早いうちから各社の取り組みを理解したうえで採用試験の準備をすることが大切です。

海外でキャリアを積めるチャンスもある

海外に多数の拠点を置いている製薬会社は、職種によりますが海外駐在や転勤のチャンスもあり、色々な場所で活躍をしたい人にとって魅力的な勤務先として選ばれています。海外の支社や研究所でのキャリアは、将来的に本社で勤務をする際に役立ったり、昇進や昇格の際の条件となったりするケースがあります。

そこで、製薬会社への入社を希望するにあたって、自分の目標や希望の働き方に合った会社を探すことが肝心です。

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