薬剤師が独立することのメリットやデメリット

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2023年11月06日

サラリーマンであれば、一度は自分の城を持ちたいと思ったことのある人は多いかもしれません。それは薬剤師でも同じです。自分の薬局を持つことが出来れば、様々なメリットがあるからです。独立するとどのようなことになるのでしょうか。

独立するのに適した年齢は何歳か

独立をすることに対して年齢はまず関係ありません。薬剤師は一番早ければ、薬学部や薬科大学に現役で入学をして、留年することなく卒業して、国家試験も一発でパスすることが出来るのであれば、最短で24歳でなることが出来ます。

その後独立を考えるのであれば、数年間はドラッグストア等に勤務をして経験を積むことになります。いきなり独立する人はまずいないでしょう。24歳で働き始めて、10年社会経験を積むのであれば、34歳で独立出来ます。

独立するためには、経験だけではなく資金も必要になります。今までは勤め先の経費で物を買うことが出来ましたが、独立して自営業になると、すべて自分でそろえなくてはなりません。

薬局を開設するのであれば立地も大切

薬局を開設して独立するのであれば、どの場所に作るのかは大切です。薬局もコンビニと同じで立地が大切になります。人里離れたところにぽつんと薬局があっても来店する人はほとんどいないでしょう。

さらに、近隣に同じような薬局がある場合には、ライバルが多いことになり、患者の奪い合いも予想されます。立地の良い場所であれば、複数の薬局がひしめき合うこともあり、そこで経営を続けるのは大変です。さらに、独立をするのであれば、資金繰りは一番大切です。

これに行き詰ると経営することは困難になり、閉店することになりかねません。いくつかの金融機関から融資を受けながら、経営するということになるでしょう。土地を借りるのであれば地代を支払い、従業員を雇うのであれば、毎月の給料も売り上げから支払わなければなりません。

独立すれば年収アップも見込める

独立して、自分の城を持つことは大変であると同時に、年収をアップさせることが出来るという可能性もあります。ですがそれは成功した場合のみで、患者が訪れないようなところではそのようになることはないでしょう。

今までは従業員として勤めていた人が、トップに立つというのは大変なことなのです。従業員をまとめたり、経理の仕事も兼ねることもあるでしょう。そのような覚悟がある人こそが独立して上手にやっていけるのです。

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