2023年10月29日
病気になったら医者に掛かります。その時親身に患者の話を聞いてくれる医者はとても頼もしいものです。同時に薬を処方してくれる際に丁寧に薬の説明をしてくれる薬剤師もまたしかりです。では、この仕事に就いた場合の給料や、仕事内容などのようなものなのでしょうか。
高齢化社会では需要が高い仕事である
日本では様々な課題を抱えています。年金問題であったり環境問題であったり様々です。その中でも一昔前からさんざん言われ続けているのが、高齢化社会についてです。65歳以上を高齢者といいますが、その中でも75歳以上を後期高齢者と呼びます。
そのくらいの年齢になってくると若いころのように活気あふれる行動が出来なくなりつつあります。病気がちになる人もいれば、亡くなる人もいます。このくらいの年齢になると病院のお世話になる人も増えるのではないでしょうか。
その後期高齢者が日本にはたくさんいるのですから、医者や看護師、介護ヘルパーなどは引く手あまたです。同時に薬を処方する薬剤師も需要があると考えることが出来ます。
薬科大学の費用はどのくらいなのか
この仕事に就くためには薬科大学に通う必要があります。薬科大学は主に6年生の大学です。入学するのも難しいですが、卒業するのもまた大変な大学です。そして卒業前から国家試験の勉強も兼ねるために、大変忙しくなります。
その薬科大学は6年生ですが、費用はどれくらいなのでしょうか。一般的な私立大学であれば4年間で400万円ほどの費用が掛かります。薬科大学の場合には桁が違います。6年間で約1200万円ほどの学費がかかると考えてよいでしょう。
それくらい高度な知識と技術を学ぶことになるからです。一般的な大学であれば卒業することは比較的簡単ですが、薬科大学では卒業研究等や国家資格の受験勉強もあるので、一般的な大学よりも卒業も大変と考えられます。
就職先の給料はどれくらいなのか
日本の一般的なサラリーマンの平均給料は、「450万円」ほどであるといわれます。では、それに比べるとどれくらいなのでしょうか。国家試験をパスして就職した場合には、その就職先は薬局や病院、一般的な企業など様々です。
ですが一般的にはその平均給料は、600万円弱といわれています。サラリーマンと比べると幾分給料は高いですが、その分、薬を処方して人の命を扱う仕事ですので、当然かもしれません。