2023年10月04日
一般的に日本のサラリーマンの平均年収は低いといわれています。その年収は年々減少傾向にあります。物価が上がっているにもかかわらず年収が下がると生活が大変です。そんな中で薬剤師の年収は一般サラリーマンと比べて高いのでしょうか。
細かい仕事内容が多いのが特徴である
薬剤師の仕事は基本的に細かい仕事が多いです。ですから几帳面でまじめな人が向いているといわれています。大雑把な人はこの仕事には向いてないかもしれません。
なぜならば薬という小さい粉末や錠剤を扱う仕事であり、用量や用法を誤ると患者に副作用等が起こる可能性もあります。そのため患者への細かい説明や薬の知識などを網羅していなければならないような仕事です。これだけの重責を担っているのですから、当然給料も一般的なサラリーマンより高いのではないかと思われがちです。
たしかに一般的なサラリーマンよりはよいのですが、医者のような高給取りというわけではないようです。では、どのくらいの平均給料なのでしょうか。
都道府県によって平均給料が違うのが特徴
この仕事では平均給料が600万円弱といわれています。ところがどの人もそれくらいもらっているわけではないのです。例えば都道府県別に見ても薬剤師の給料には大きな差が見られます。ある県では、平均年収が700万円を超えているところもあれば、ある県では500万円に届かないところもあるのです。
このように都道府県によっても平均年収が異なるので、もしもこの資格を取得してなりたいのであれば、平均年収の高い地域で就職するということも考えたほうが良いかもしれません。
就職先によっても平均給料が異なる
また、都道府県別だけではなく就職先によっても平均給料が異なります。この資格を取得して就職すると薬局や病院、企業の研究者として就職することが多いです。その就職先によっても平均給料が異なるので、自分がどの方面に進みたいかをよく考えてから就職するべきでしょう。
さらに年齢によっても給料が異なります。一般的なサラリーマンは年功序列で、年齢が上がっていけばいくほど給料が上がっていきますが、この仕事でもそれは同じです。20代の平均給料は400万円前後ですが、50代になると600万円台になる人も多いようです。
資格をめでたく取得出来たら、自分が進みたい道をきちんと見極めてから就職したほうが、大きな失敗を防ぐことが出来そうです。