在宅医療の現場でも重要なポジション

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2023年07月30日

高齢化社会が進む中で寝たきりの方や高齢の方が利用するなんて在宅医療の需要が増えていますが、その中で薬を調剤するという重要な部分を担っているのが薬剤師です。どのようなスケジュールで薬を処方しれば良いのか、などの細やかな支持をする立場となるため患者の生活費と密着したやりがいのある仕事内容となっています。

ケアマネジャーとも協力体制で治療する

患者が高齢者の場合は在宅介護を支援するケアマネジャーが患者の生活に携わっているため、薬の処方や治療についての報告をケアマネジャーにもすることになります。体調の変化などの情報も共有することで、患者が在宅医療を受けやすい環境を作ることが可能となっています。

普段は通常の調剤薬局業務をこなしながら、連携している病院が在宅医療を行う際にチームに加わるという形になるのが一般的です。薬を届ける際に直接患者と話をして様子を報告する場合もあるため、調剤だけを行う業務よりも患者との距離が近い仕事であると言えるでしょう。

これからの時代はかかりつけの薬局が注目

患者が病院に自らの足を運ぶのが当たり前だった時代には、病院の近くに設置されている門前薬局を利用するのが主流でした。高齢化により患者自身が薬局に薬を取りに行くことが難しくなるケースが増えており、薬局側が人員を手配して患者の家に届けに行くというスタイルに変わりつつあります。

既に薬剤師が在宅患者の家に薬を届けるサービスを実践している薬局が増えていて、医師が同行せずに薬剤師一人で訪問する方法が確立しています。患者の薬について細かく一つの調剤薬局が管理することになるため、いわゆるかかりつけ薬局の状態となり今後も増える形式と言えるでしょう。

患者とのコミュニケーションが増える

これまでの医療現場は担当する医師が看護師が患者と接して、調剤する側はあまり患者自身とは関わらないことが一般的でした。訪問による薬の受け渡しが増える中で、患者と会話をする立場に調剤する側がなる場面が増えることになります。

また、訪問するための手段として車を活用する場面も増えることが予想されており、今後は運転免許を取得していることが仕事に就く条件となる可能性も高くなっています。

さらに患者との会話方法や介護についての知識なども学んでおくと、訪問をした際に円滑なやり取りが出来るようになると考えられておりこれらの勉強も重要です。

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