器用さより求められる適正とは何か

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

2023年07月08日

人の役に立つ仕事には医療関係の分野の仕事が多いですが、薬剤師もその内の一つになります。専門的な知識が必要な上、国家資格が必須ですのである程度の努力と時間が必要ですが、ここでは薬剤師の仕事に向いている方の特徴を紹介していきます。

集中して業務に取り組めるかどうか

どんなジャンルの職業でも、だいたいどのような業務を行うのかを理解することができる仕事はたくさん存在しますが、薬剤師も職種を聞くとほとんどの方が薬を調合する仕事、と思い浮かべる方は多いです。その調合では薬の重さや量を量る作業のため、細かい数字と格闘することが可能な集中力と正確さが求められます。

手先はできれば器用な方が得かもしれませんが、単調な作業を繰り返すので場数を踏めばサクサクと業務を行うことができますので、不器用で自身がないという方も心配する必要はありません。なお、出来上がった薬を一つの小さな袋に詰め込む作業も、集中力と記憶力があればOK、経験があればスムーズにこなせるようになります。

新しい知識を得て学び続ける意欲

また、医療の分野では新しく発見される薬や病理検査の結果、治療法など情報をアップデートしなければならない時があります。そんな時に学ぶことを厭わず、新しい情報を積極的に吸収する意欲がある方は向いていると言えます。

今までに学んだ医学や薬の情報だけにとどまり、そこからさらに学ぶことに対して苦手意識を持ったり、逃げたりすることは医療従事者としては失格です。そのため、勉強会や講習会などへの参加を通して知識を得て、さらに深める探求心なども持ち合わせていることが望まれます。

多忙な業務の中でなかなか学びの時間が取れない、と言う方も、休日や移動時間を利用するなど、自分にできる範囲内で学ぶことを意識してみましょう。

患者さんのことをきちんと見ているか

そして、何より大切なのは患者さんを助けたいという情熱です。一人一人、病気も症状も異なる患者さんはそれぞれ、性格や生活環境、病気に対する姿勢なども違うものですが、その一人のために薬を通して関わることは仕事の一部となります。

ですので、処方箋に書かれた文字だけを追わずに、そこにいる患者さんのことを思って業務に当たることができる方はこの仕事に向いているでしょう。また、患者さんに専門的な言葉を使用せずに理解しやすい言葉で説明などをして、患者さんに安心感を与え、病気に対して前向きな気持ちを引き起こせる方などもこの仕事に向いています。

PAGETOP