2023年07月08日
ある分野に関して専門的な知識を持つことは、高収入にもつながります。とはいえ、同じ資格を取得していても選ぶ職場によって収入は大きく変わってきます。ここでは薬の知識をいかして、より多くの収入が得られる働く方法を考えていきます。
収入をアップさせるならMRへの転職を考えてみよう
薬剤師の仕事というと調剤業務や、患者さんへの服薬指導などがあげられます。病院の勤務では多くの薬剤を取り扱うことになりますし、チーム医療に参加できるなど様々な経験を積むことができます。とはいえ、忙しい割には収入の面では有利とはいえず、収入面で不満を感じている人もいるのではないでしょうか。
薬の知識があれば、病院以外でも活躍できる職場はいくつかありますので転職も考えていきたいところです。高収入が期待できる仕事のひとつにMRがあげられます。これは病院やクリニックなどの医療機関に、自社の医薬品情報を提供し売り込む営業職です。
薬についての豊富な知識がいかせる仕事ですが、直接薬を販売するのではありません。
コミュニケーション力の高さも重要
MRに転職するメリットには、大手製薬会社で働けるということがあげられます。収入面でも、薬剤師と比較しても高く、一般的な職業よりも高収入といわれています。自社の薬を導入してもらうためには、その有効性や副作用についてきちんと説明する必要があります。
それゆえ、薬に関する豊富な知識はMRの仕事でも大いに役立ちます。それから、ただ説明をしたり情報提供したりするだけではなく、信頼関係をしっかり築けることも大事ですので、コミュニケーション力の高さも重視されます。
結果を出すためにはそれなりの努力も必要になりますが、それだけやりがいのある仕事ともいえます。
採用の難易度は高めといわれている
MRとしての働き方には様々な魅力がありますが、注意点もあります。まず、病院や調剤薬局の勤務よりも求人数はかなり少なめです。薬の知識が必要になりますが、薬剤師資格は必須ではありません。
それゆえ、資格を持っているからといって転職の面で有利になるとは限らないことは理解しておきましょう。それから、調剤業務や服薬指導などの仕事はないので、調剤のスキルが低下する可能性もあります。
採用を勝ち取るためには、面接で自己アピールをしっかりとできることも大切です。転職を成功させるためにも、面接対策はきちんと行っておきたいところです。