2023年06月01日
薬剤師は仕事に就くために国家資格が必要となる職業であり、正社員や派遣、パートといった様々な雇用形態を選ぶことができます。雇用形態によって給料や必要とされる能力、仕事の幅が異なるため、就活にあたってどのような働き方が自分に適しているのか判断をする必要があります。
正社員は責任のある役職に就きたい人に向いている
正社員の薬剤師は、病院や薬局などの組織の一員として責任のあるポジションを担うことが期待されており、将来的に管理職になるために必要な研修が行われることもあります。正社員として働きたい場合には、各地の病院や薬局における採用後の主な業務内容や年収、キャリアアップの方法など気になることがしっかりと把握したうえで採用選考に応募をするのがおすすめです。
職場によっては、正社員のみに業務に関する高度な内容の勉強会やセミナーなどの機会を用意したり、スタッフのマネジメントやメンタルヘルスなどの専門的な研修を行ったりしているところもあります。そこで、やりがいを感じながら正社員の仕事を続けるために、職場ごとの正社員を対象とした教育の特徴を把握することが大事です。
派遣は私生活を充実させたい人におすすめ
派遣の雇用形態で働く薬剤師は、正社員よりも少し年収が低くなりますが、働きたい曜日や時間帯を自分で選択できるといったメリットがあります。特に、大規模の病院で勤務経験がある人や、専門的なスキルを持っている人は高時給で採用してもらえるケースも多く、じっくりと待遇の良い職場を探すのがおすすめです。
スタッフが不足している医療現場の中には、一週間のうち二日程度の短時間勤務ができるところもあり、育児をしている人や趣味のために時間を使いたい人にとって理想的な職場として人気が集まっています。その他、より良い条件で派遣の仕事を始めるには、医療分野に精通したアドバイザーのいる派遣会社に登録をするのがポイントです。
空白期間がある人はパート勤務から始めよう
子育てや親の介護、海外留学など様々な理由で空白の期間がある人は、初めからフルタイムで病院や診療所で働くのではなく、調剤薬局やドラッグストアのパート勤務の求人に応募をするのも良いでしょう。
パートのスタッフが活躍している現場では、主な業務をスムーズに担当できるよう勤務開始前に採用者の研修を行ったり、先輩が直接教育を担当したりしているところもあり、無理なく仕事を続けることができます。