2023年05月06日
数多くの薬剤師の募集の中から働きやすい場所かどうか判断をするには、年収や勤務時間、休日数などの労働条件の他、スタッフの勤続年数や職場環境などあらゆる点を確認する必要があります。そこで、就職活動を通じて理想的な職場を見つけるために、特にやっておくべきことについていくつか見ていきましょう。
勤務時間や仕事内容に見合った給料をもらえるか
薬剤師は医薬品に関する専門知識を持つ人材であり、仕事を通じて重要な判断をすることが多い専門職のひとつです。仕事の幅や主に任される業務の内容は職場によって違いがありますが、採用後に待遇面で納得して働くためには早いうちから職場選びを開始することが大切です。
総合病院や介護施設など年中無休で対応を行っている現場においては、スタッフの配置数や勤務体系によりますが、一日あたりの勤務時間が時期によって大きく変化したり、残業が長時間になったりすることもあります。そうした中、ハードな業務を担当する場合に支払われる手当について調べたり、身体に負担をかけずに働ける場所を探したりすることが大切です。
また、自分のスキルに見合う現場を見つけるために、時間をかけて様々な現場の仕事内容を比較したうえで採用試験を受けるようにしましょう。
就職活動中に職場見学会や就職説明会に参加しよう
薬剤師が心身ともに生き生きと仕事を続けるには、給料が高いだけでなく先輩や同僚など周りのスタッフに恵まれた環境で働くことが大事です。特に、チームワークが重視される病棟や外来など医療現場において長く働くためには、就職活動中に職場見学会や就職説明会に顔を出して、興味がある場所で働いている人にアドバイスをもらうのがおすすめです。
最近では、採用活動の一環として年に数回の求職者向けのイベントを企画している医療機関もあるため、早い段階から身近なところにある病院の取り組みを把握しておきましょう。
実務経験が少ない人は研修制度に注目しよう
医療機関や薬局における調剤や服薬指導などの経験が少ない人は、全てのスタッフを対象とした研修制度がきちんと整っている場所を就職先に決めることが大切です。現場によっては、少人数で新人の医療従事者の教育を行ったり、外部の各分野の講師を招いて研修を行ったりしているところもあります。
また、研修が行われる期間や対象者について分からない点があれば、面接に応募をする前に採用担当者に尋ねることが大事です。