2023年03月30日
医療系国家資格である薬剤師になる為には、必ず大学の薬学部に入学しなければ国家試験を受験できません。目指す資格の事や大学入試に必要な事前知識など、これから目指す場所を知っておく事は重要です。情報が不足していると、入学後に後悔する事になるからです。
この資格でできる事や将来性を知る
薬剤師は医療系の国家資格の中でも、取得までの年数が長く学習量も多い資格です。主となる勤務先になる病院で同様の医療系資格である看護師や理学療法士などのリハビリ職、臨床検査技師などは3年または4年制ですが、この仕事は6年制になります。
その分非常に安定職と知られており、医師が子に勧める資格としても有名です。夜勤や残業はほとんどなく、病院と言う潰れる心配がほとんどない職場であり、世のニーズの声も高いので転職もしやすくあぶれる事のない仕事です。
資格取得後は病院や薬局で働く方が多いですが、転職する方も多く非常に幅広い業界で有資格者が働いています。製薬会社で研究職をしたり、ドラッグストアで働いたりもできます。営業や店員、研究とこの資格を有していると様々な業界で様々な経験をする事が可能となります。現在有資格者は飽和していると言われていますが、有資格者すべてが前線で働いているわけではないので有効求人倍率も高く職探しで困る事はありません。ただ、研究職など人気の仕事の競争率は非常に高いのが現状です。
大学の薬学部に入学する前に必要な事
私立と国立があり、私立は6年間で1300万円程の学費を要します。国立は6年間で300万~400万円程の学費であり、私立より低い事から多くの受験生が国立を第一志望にしています。学費の面から高校卒業近くに親に進路を相談する事は避け、早めに相談する事も大事です。
当然大きな金額が必要となるので、国立受験が失敗した場合に私立も視野に入れるのか親にとっても大きな決断となります。心とお金の準備を親にしてもらう事は大切です。薬学部受験に必須なのは英語・数学・理科なので中学から力を入れて学んでおく事が必要です。
大学でも薬学部は一般の大学生活とは異なる
大学生活は人生の春とも呼ばれる程、様々な経験や遊びができます。時間も融通が付きやすく自由時間も多いですが、薬学部の場合は少し異なります。国から薬剤師になる為に必要なカリキュラムが決められており、大学ごとに独自カリキュラムもあります。
非常に学習量は多く密度が濃い授業とコマ数、実習とレポート提出の多さから、遊んだりする事も可能ですが他の学部よりは難しいです。