2023年03月28日
薬剤師になるためには、以下のステップを踏む必要があります。まず、大学の薬学部に進学し専門的な知識を学んだ上で国家試験に合格することが必要です。国家試験は学部卒業後に受験することができます。そののち実務研修を受けることになります。ここで調剤薬局や病院などでの実践的な経験を積むことができます。実務研修の期間は約1年間となっています。実務研修を終えた後、薬剤師会に登録します。登録には国家試験の合格証明書や実務研修の修了証明書が必要となります。この一連の流れを通して資格を取得、実際に働くことができるようになります。ここでは見習いの段階でぜひ覚えておきたい心得を書いておきましょう。
見習いの段階でできる仕事は何か
登録後は、見習いという形で実務を慣れていきます。見習いの段階でできる仕事には以下のようなものがあります。まずは薬局での調剤補助です。薬局での補助の仕事を行うことで、一連の業務内容について学ぶことができます。
具体的には、お薬の調剤作業のほか患者さんへの対応、在庫管理などがあります。病院内の薬局では、病院での医療業務全般について学ぶことができます。具体的には、在院患者さんへのお薬の配達や服薬指導、在庫管理などがあります。
薬品メーカーでは、研究・開発に参加することができます。薬品メーカーでの研究・開発に参加することで、医薬品開発について学ぶことができます。具体的には、医薬品の開発に必要なデータの収集や分析、臨床試験に参加することがあります。また専門学校で学生アシスタントを行うことで、必要な知識や技術を学ぶことができます。具体的には、実習の補助や学生への講義のアシストがあります。以上のような仕事を通して薬剤師の業務内容や医療の現場での実務について学ぶことができます。
見習い段階でちょっと気になる服装について
見習いとして実務実習を受ける際には、「服装について白衣にネクタイかケーシー型ジャケット、無地のズボン(ジーンズは禁止)」を着用することが求められます。
また、実習先への事前挨拶・連絡をする場合は、服装について指導してくれる先輩に確認をしておくことが重要です。実習初日の訪問の際には、基本的にリクルートスーツを着用することが推奨されます。なおケーシー型ジャケットとは職場で着用する白衣の一種です。
一般的な白衣と異なり、衿が立っているのが特徴です。
見習い段階でぜひやっておきたいこととは
見習いの時には、以下のようなことをぜひやっておきたいと思います。まずは言うまでもなく、基本的な薬剤の知識を身につけることです。患者さんに薬剤を適切に処方することがなによりも大切となる仕事なので、そのためには、薬剤の基本的な知識を身につけておくことが必要です。
薬剤の種類や効果、副作用などを勉強することで、患者さんに適切な薬剤を提供できるようになります。と同時に、コミュニケーション能力を磨くことも大切なことになります。この仕事は患者さんと接することが多いため、コミュニケーション能力が必要不可欠です。
見習いの時から、患者さんとのコミュニケーションを積極的に行い、相手の話をしっかりと聞くことが大切です。また薬局には調剤技師・事務員など他にも複数のスタッフが働いています。見習いの時には、薬局の業務フローを理解し、各スタッフの役割や仕事の流れを把握することが大切です。この仕事は常に最新の情報を得る必要があります。見習いの時から、勉強会やセミナーに積極的に参加し、最新の情報や技術を身につけることが大切です。