2023年02月25日
薬剤師の資格を持っていれば、薬局で働くこともできます。日本には多くの薬局があるので、資格を取った人がすぐに働きたい場合にも、仕事を見つけやすい職場です。ここでは、薬局で働く場合におこなう仕事の内容について詳しくご紹介します。
薬局の仕事の中心となる調剤の仕事
同じように薬剤師の仕事をしている人であっても、働いている場所によって仕事の内容が違います。薬局に勤めている人が主にしているのは、薬剤を調剤する仕事です。
薬局に勤めている人がおこなう調剤の業務の特徴は、さまざまな医療機関で処方された薬剤を調剤する必要があることです。このようなところが、特定の病院で働いている人との大きな違いになっています。処方しなければいけない薬剤の種類が多いので、その分薬に関する幅広い知識が必要になる仕事です。
内科の病院で処方を受けた人や外科の診療所で処方を受けた人など、さまざまな人が処方せんを持って調剤を依頼することがあります。こうした仕事をするうえでしなければいけないことは、処方せんに書かれている内容をしっかりとチェックすることです。
どのような薬剤が処方されているのかを詳しく確認するだけでなく、それ以外のことも一通りチェックすることが必要です。薬剤を処方した医療機関の名前などもチェックが必要で、処方をした医師の名前も調べてから調剤をします。
薬局で働いている人が調剤をしている薬剤
薬局で働いている薬剤師は、さまざまな種類の薬剤を調剤することがあります。飲み薬を調剤することがある他に、外用薬を調剤することもあります。外用薬には多くの種類があり、塗って使用する外用薬や貼って使用する外用薬も処方されています。
患者によっては、注射をして使用する薬剤を処方しなければいけないこともあります。注射を使用する薬剤を処方する場合には、使用する方法を患者にわかりやすく教える必要があります。
調剤以外でしなければいけない薬局の仕事
薬局で働いている人は、調剤以外にしなければいけない仕事も多くあります。一般の医薬品を販売する業務も、薬局で働いている人がすることがある仕事です。一般の医薬品の一部は医師の処方せんがなくても購入できますが、薬に関する知識を持っている人が薬局で働いていれば、わからないことがある場合に質問ができます。
薬局によっては医療用の器具を取り扱っていることもあり、こうした器具を販売することも薬局で働く人がおこなう仕事です。