2023年02月15日
薬剤師が調剤などの仕事をして働いている薬局の中には、特別な種類の薬局もあります。こうした種類の薬局になるためには、特定の条件を満たしていることが必要です。ここでは、こうした情報について詳しくご紹介します。
資格を持つ人が働くことができる地域連携薬局
薬剤師の資格を持っている人は、地域連携薬局で働くこともできます。地域連携薬局は通常の薬局と役割が異なるので、こうしたお店で働きたい人はさまざまな能力が必要になります。
一般の薬局が地域連携薬局となるためには、同じ地域で仕事をしている関係医療機関と連携することが必要です。特に重要な連携は、関係機関と患者に関する必要な情報を共有することです。薬局で働いている人は調剤をする時に有益な情報を入手できることもあるので、自分が知った情報を関係機関で共有することは非常に重要です。
同じ地域にある病院だけでなく、患者が暮らしている介護施設などにも薬の情報を教えることが必要です。これらの関係機関が患者についての情報を共有することにより、地域の各機関が協力して患者の健康をサポートできます。
地域連携薬局で働いている人がすべきこと
薬局で働いている薬剤師は、調剤をしている患者が病院に入院した時にも情報の提供が必要です。患者の入院時に薬の情報を知らせる必要があるのは、病院で治療をする時に別の薬が使用されることがあるからです。
患者が入院する前に服用していた薬の種類によっては、特定の種類の薬を処方できない場合もあります。安全に患者が薬を服用できるようにするためには患者の服薬履歴が不可欠なので、情報の提供が求められています。患者が病院から退院する時にも、同じように病院との連携が必要です。
患者が入院中にどのような薬を処方されていたかを知ることは、調剤をするために必要な情報です。退院前に患者に関する話し合いをする時には、参加が必要なこともあります。
薬を入手しやすくするための地域連携薬局の協力
一般の薬局が地域連携薬局になるためには、地域に住む人が医薬品を利用しやすいような体制作りに協力することも必要です。こうした協力が必要なのは、住んでいる地域によっては医薬品を簡単に入手できない場合があるからです。
平日には入手しやすくても、休日には薬を入手しにくい地域も日本はあります。休日でも薬を入手しやすいような体制作りに薬局が協力することで、さまざまな地域に住む人が薬を入手しやすくなります。