2023年01月30日
薬剤師は、医療や製薬、介護など多様な分野で働くことができ、定年まで同じ職場で働き続ける人ばかりでなく、服薬指導や調剤などあらゆる事業所で役立つ実務経験を積んでから新しい現場にチャレンジをする人も多くいます。転職でミスマッチに悩まないために、求職中から特に注意したい点を一つずつ押さえていきましょう。
経験に自信がある人は管理職候補の求人に応募しよう
調剤薬局で責任者を担当したことがある人や、調剤や服薬指導に関する専門的なライセンスを取得した人は、転職を機に高収入を狙えたり、やりがいのある役職に就けたりすることが可能です。特に、国内で名の通った大学病院など大規模の医療機関での勤務経験が長い人は、転職を予定している職場の担当者と給料交渉をすることで、有利な条件で新しい職場で働き始めることが可能です。
一般的に、病院や調剤薬局の管理職候補の求人は、年齢や実務経験、スキルなどの応募条件が厳しめのものや、内定が出るまでに複数回の面接や筆記試験があるものも少なくありません。そこで、転職をして少しでも良い待遇で働きたい場合は、在職中に事業所ごとの管理職に必須の条件について調べておきましょう。
転職経験がない人はサイトや専門の会社を使おう
転職の意欲があるがどのように職場探しをすれば良いか分からない人や、自分にぴったりの職場をすぐに見つけたい人は、早めに医療従事者のみが登録できる求人サイトの使い方を学ぶのがおすすめです。サイトによっては、長年のキャリアがある人だけでなく、ブランクの期間がある人や、他職種からの転職を受け付けている人も応募できる求人を掲載しているところもあります。
転職希望の薬剤師の間で人気がある求人サイトの中でも、給料や休日の日数、福利厚生などの点で魅力があるものは、短時間で多数の応募が集まることもあり、こまめに最新情報を確認しましょう。サイトに頼らずスムーズに採用面接に進みたい人は、個別対応がしっかりした人材紹介会社を通じて求人に申し込む方法もあります。
中途採用に熱心な事業所を見つけよう
転職後に自分の能力を発揮するには、各地の中途採用に熱心な病院や薬局が求職者向けに配布している資料に目を通して、適材適所の人事配置が行われているか判断しましょう。
また、経験を無駄にしないために、なるべく自分が得意な業務に専念できる場所を探すことが大切です。