2021年10月31日
新卒で薬剤師の仕事を始めるにあたっては、採用後に丁寧な研修を受けられるところや、頼りになる上司や先輩がいるところを探すことが何よりも大切です。また、将来に向けて同じ現場でキャリアを積みたい人は、長期にわたるキャリア支援の体制が整っているか、求職中にきちんと見極めをする必要があります。
どの様な形で研修が行われているか調べておこう
新卒の薬剤師の受け入れに積極的な医療現場は各地に多く見られますが、一箇所の職場で不安なく働くには、新卒者に対する研修が丁寧に行われているところを見つけることがとても重要です。例えば、採用後の集合研修ばかりでなく、配属先でのマンツーマン研修に力を注いでいるところは、多くの求職中の新卒者にとって魅力のある職場として位置づけられるようになっています。
特に、総合病院や公立病院の病棟で働く場合には、日々の業務を通じて多種多様な医薬品に関する知識を身につけることができたり、患者とのかかわり方が上手くなったりすることもあります。なお、医療従事者に対する研修の方法については、現場の教育方針や人員配置などに影響を受けることがあるため、慎重に勤務先を選ぶことが大切です。
仕事中に何でも相談ができる先輩がいるかチェック
新卒者がスムーズに業務に取り組むためには、仕事上で何でも相談ができる先輩がいるかどうかチェックをしながら職場探しをすることが肝心です。地域に密着した医療法人の中には、新卒者の離職率を低下させるために、数年の実務経験を持つ先輩スタッフが指導を担当したり、綿密な研修マニュアルを作成したりしているところも珍しくありません。
また、先輩との相性の良し悪しにこだわりたい場合には、求職中に様々な医療現場の見学をするのはもちろんのこと、在籍中のスタッフと実際にコミュニケーションを取るのも有効です。その他、職場選びについて少しでも悩んでいることがあれば、在学中の大学や専門学校の就職課を頼りにするのも良いでしょう。
各現場のキャリア支援の対応に目を向けよう
医療従事者として理想的な形でキャリア形成をしたい人は、新卒で就職をする際にキャリア支援の体制が整っている現場を見つけることが大切です。また、各医療機関の公式サイトや採用に関する資料を参考にしながら、キャリアアップのために必要な方法や年数について自分できちんと理解しておくことも重要です。