健康サポート薬局のメリットと働くうえでできること

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2021年10月22日

薬局で働くとき、新たな職場の形の一つとして健康サポート薬局があると知っていましたか。健康サポート薬局とはどんな薬局なのか、今までの薬局との違いはどこにあるのかを理解しておくことは、将来自分と相性の良い職場を見つける上でも重要といえます。また、利用者の視点からの利点についても理解しておくことは必要です。

健康サポート薬局とは何をサポートするのか

健康サポート薬局とは、かかりつけ薬剤師がいる薬局で、地域連携や健康相談といった健康サポートやサービスを提供する今までよりも一歩進んだ薬局のことを指します。経営者が厚生労働大臣が定めた基準に合った薬局だと各都道府県の知事へ届け出て受理されると、名乗ることができる名称です。

単に医薬品だけの相談を行うのだけではなく、健康や介護用品に関する相談も受けつける事が出来るようになります。今までの薬局との違いは医薬品に関した相談を受け付けるのではなく、健康や介護用品といった多様なサービスに関する情報提供を行えるようになっていることです。

利用者の視点からすれば、メディアで紹介していた健康法や介護用品に関する情報などを質問することができるようになるといえます。

かかりつけ薬局との違いは何なのか

かかりつけ薬局はかかりつけの薬剤師がいる薬局のことで、なるためには複数の研修を受けなければなりません。薬局での実務経験が3年以上・週32時間以上勤務していること、また、現在の勤務先で12か月以上働いていることだけではなく、研修認定薬剤師の資格を保有していることも条件の一つです。

これらの条件をすべて満たしたうえでなることができます。なお、複数の研修で必要なのは研修認定を取得するために必要な物で、4年以内に40単位の研修を受けなければ取得することは不可能です。

そのため、効率よく取得することができるように、事業主に相談して積極的に研修を受けることが重要となります。

健康サポート薬局を利用する人へのメリット

専門知識のある人が適切に相談に乗ってくれるため、健康や介護、医薬品に関する悩みを解消させることができます。相談内容によっては医療機関を受診するなどのアドバイスをすることができるため、医療機関を受診する前に相談することも可能です。

また、健康サポート薬局は週末もオープンしているところがあるため、土日しか利用できないと悩んでいる人も問題なく利用できます。他の人に相談内容を聞かれないようにするために、プライバシーに配慮した相談スペースを用意しているなど多岐にわたるメリットがあり、できるだけ利用しやすいよう配慮しているのが特徴です。

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