2021年09月02日
薬剤師は、収入面などもよく安定した仕事です。薬学部を卒業してその後国家試験に合格することが必要ですが、その後は、働く場所にもよりますが、調剤業務や服薬指導などをして働くことになります。仕事によってはそれ以外の業務を担当することもあります。
調剤薬局やドラッグストアでの仕事内容
調剤薬局は、薬学部を卒業した学生のうちの大半が就職する傾向があります。調剤薬局での仕事内容として、調剤業務や服薬指導、薬歴管理が主な業務です。調剤業務は、病院から処方せんを発行され、それを元に薬を調剤します。
服薬指導は、調剤薬局に訪れた患者さんに、服薬についてきちんと説明をする業務です。薬歴管理は、患者さんからの情報、処方状況などに関する管理を行います。健康や生命に関わることになるため、仕事的にもかなりの正確性が重要であり求められるスキルです。
ドラッグストアでは、一般用医薬品、健康食品やサプリメントなどを扱っているため、お客さまに商品に関する説明などを行うことやお店でもあるため、レジ打ちや品出しなどの業務をこなすことも必要です。接客する機会が多いため、コミュニケーション能力なども求められます。
病院や診療所などに関する仕事内容
病院では、調剤業務や服薬指導などが主な業務です。患者さんは外来だけでなく入院している患者さんに対しても服薬指導などを行うことになるでしょう。また、入院している患者さんは、医師や看護師と連携することも求められます。
その他にも、薬物治療などに関わる仕事もあるため、医師と協力しつつ患者さんに合った療法を組み立てていくのも病院での仕事内容になります。診療所では、院内処方に携わることになり基本的には、調剤薬局の仕事とさほど変わらない業務となる傾向があります。
学校薬剤師として働くという選択肢
薬剤師の場合には、調剤薬局や病院などで働くことをイメージしやすいですが、学校で働くという選択肢もあります。学校では、主に衛生環境を守るという点から教室内の空気検査やプールの水質検査や衛生管理、その他にも水道水の検査や給食施設の管理などの業務があります。
基本的に学校での募集は一名のため、欠員が出た場合に募集がかかります。働く場所によって、仕事内容にも違いがありますがやりがいのある仕事の一つでもあります。どのような業務に携わりたいのかという点をよく考えて、選んでみるといいでしょう。