職場探しをするときには待遇と業務内容に注目しよう

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2021年08月31日

薬剤師が就職先を探す際は、病院や薬局、製薬会社など色々な現場での主な業務内容や待遇に注目をして自分にとって長く働けそうなところを選択することが重要です。また、雇用形態によって主に担当する業務や役割が異なる場合もあるため、就職前に担当者に相談して分からない点を解決しておきましょう。

病棟では入院患者の服薬管理の業務が中心となる

公立病院や総合病院の病棟に勤める薬剤師は、主に入院患者の服薬管理を任されるため、様々な病気の治療に使用される医薬品の効能や副作用について正しく理解する必要があります。特に、高齢の患者が多い病棟においては、扱う医薬品の種類が多くなったり、薬に関する説明に時間が掛かったりすることもあるため、日ごろからスキルアップを図ることが重要となります。

最近では、各地の医療機関において医薬品を専門に扱うスタッフを対象に十分な研修を行ったり、ベテランのスタッフが若手のフォローをしたりしているところが目立ちます。そのため、服薬管理に自信が無い人は、教育制度がきちんとしている職場を優先的に探すのがおすすめです。

街中の薬局やドラッグストアでは調剤業務が多い

街中の薬局やドラッグストアの薬剤師は、処方箋をもとに調剤業務を任される機会が多く、正確かつ丁寧に患者に薬を渡すスキルが要求されます。調剤業務をスムーズにこなせるようになるには、ある程度の専門スキルや経験が必要となるため、採用前に新人を対象とした研修の内容についてチェックしておくことが大切です。

また、調剤業務を長年にわたり担当した人については、薬局やドラッグストアの責任者を任されることもあり、重要な仕事を担当することが可能となります。その他、調剤業務を中心にスキルを磨きたい人は、職種ごとに役割がハッキリと分かれている職場を選ぶことが大事です。

製薬会社では新薬の開発に携われることもある

製薬会社に修士や博士の学位を取得して就職する場合には、採用後すぐに新薬の開発に携わることもあり、学歴を生かしたい人にとって大きな魅力があります。製薬会社の研究員に求められるスキルや経験については、会社ごとに大きなばらつきがあるため、求職中に自分に合うところをピックアップしていくのがおすすめです。

なお、新薬の開発を順調に進めるうえで、研究費の補助がしっかりと行われている製薬会社を就職先の候補に入れると良いでしょう。

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