2021年08月30日
薬の勉強をするために大学に通うことを考えているなら、薬学部と薬科学科があることを知っているかもしれません。もしも、薬剤師になりたいのなら、通うべきなのはどちらなのかハッキリとさせておきましょう。こちらでは薬学部と薬科学科がどのようなところか詳しく説明するので、これから大学受験を考えているのならば参考にしてください。
大学の薬学部で通うことで学べること
薬剤師になりたい場合は、薬学部に通うべきだと考えている方も多いでしょう。その考えは正解で、なりたいと考えるのなら、どんなことがあっても薬学部に通わなければいけません。
日本では珍しい六年制の学部で、六年間かけて薬のことをじっくりと学ぶことになります。必要な単位をすべて取って、卒業すれば、国家試験を受験するための権利を得られます。ちなみに、薬科学科よりも薬学部のほうがずっと入学難易度が高いので気をつけなければいけません。
とくに、国立の薬学部はかなりの学力がなければ合格することが難しいといわれています。もしも、現役で合格したいのならば、決して背伸びをせずに、自分のレベルにあった大学を見つけるのがベストな方法だといえるでしょう。
大学の薬科学科に通うことで学べること
薬に関する知識は、薬学部ではなく薬科学科に通うことでも学ぶことが可能です。しかし、こちらは薬剤師になるための知識を得られるのではなく、研究者になるための知識を得ることができる学部です。
従って、研究者に興味がない方は通う意味がまったくないところだと考えましょう。もちろん、卒業したとしても、国家試験を受験するための資格を得ることはできません。学ぶカリキュラムが薬学部とは異なるため、資格を得られないのは当たり前のことだといえるでしょう。
なお、薬科学科は四年制の大学ですが、研究をするために大学院に進む方も多いです。
薬学部に入学したいなら予備校を活用しよう
薬科学科ではなく薬学部に通いたいと考えるなら、予備校を活用したほうがよいかもしれません。やはり、そうとう難しいので、余程学力に自身がなければ、予備校のサポートを受けたほうがよいです。
予備校では薬学部に受かるために考えられたカリキュラムで勉強が進むので、普通の塾や予備校に通うよりも合格する確率をかなり高くできます。ただし、授業料が一般のところよりも高い可能性があるので、金銭的に問題がないかチェックしておきましょう。