処方の際に声をかけることは必要なこと

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2021年08月12日

クスリを処方する時に、しばしば患者とコミュニケーションを取ろうとする姿を目にすることが多いです。これはどういった意味合いを持っているのでしょうか。その謎に迫ることにし、分析を加えてみることにしましょう。

患者の調子を聞き出すことが仕事

特に調剤薬局において、薬剤師が患者とコミュニケーションを取っている姿を目にすることが多いです。一般的な視点で見ると、あれはどういう意味があるのかという疑問がよぎることがありますが、それにはれっきとした意味があったのです。

それは、患者の体調を聞き出し、薬の効き目などを確かめることを目的としています。薬があっていないようであれば、医師と相談の上で薬を変える必要が出てきます。

他方で、薬があっているのであれば、そのまま服用を継続し続けて行くことになります。薬を処方したり、調合したりすることが主な業務ですが、薬が患者にどのような影響を与えているかを確かめるのも、大切な業務の一つとして考えられています。

薬の服用という行為によって病気が良くなったり悪くなったりすることが想定されるため、常に気をつけてみておかなければなりません。

実は料金に含まれているカウンセリング

しかし、実は服薬指導という項目が処方箋の点数に含まれているということは、患者側はあまり理解していません。時々なぜこのような質問をされるのかと不思議に思う人もいますが、服薬指導の点数がついているため、薬剤師はその仕事を忠実に遂行しているだけなのです。

しかし、そこから患者の体調や薬との相性などを聞き出すことができるので、それは有益な情報になります。また、調子が悪ければ薬を変える必要性が出てくるので、それは医師と相談して判断することになります。一見して意味のないような行為であっても、それは服薬指導という形で点数に含まれているということを理解しておけば良いです。

地元の患者との良いコミュニケーションになる

また、服薬指導を通じて地元の患者とコミュニケーションを図っています。ついつい長話をしてしまう患者もいますが、そういった人を対応することも薬剤師の仕事でもあります。寝付きが悪かったり、薬の効果を感じることができないようであれば、対応を考えなければなりません。

そうした薬と患者に関する情報を会話の中で把握し、専門家として対処することが求められます。薬のプロだからこそ、会話の中からヒントを得ています。

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