2021年08月07日
薬剤師は、医療機関から研究施設、調剤薬局まで様々な場所で必要とされており、特に実務経験が豊富な人や高学歴の人は高待遇で働き始めることが可能です。そうした中、将来を見据えて医療に携わりたい場合には、働きながら必要なスキルを磨けるところや、研修の機会が豊富なところを勤務先に決めることが重要です。
若手のスタッフへのサポートが手厚い職場を探そう
薬剤師の免許を無駄にしないためには、数ある現場の中でも若手のスタッフへのサポートが手厚い職場を見つけることがとても大切です。大手の民間企業や医療法人の中には、一人ひとりの医療従事者の年齢やスキル、適性などに応じて、様々な形で業務研修を実施したり、面倒見の良いスタッフが職場内で指導を行ったりしているところが少なくありません。
また、求職者を対象に職場見学の申し込みを受け付けているところや、就職相談に対応しているところもあるため、じっくりと自分の興味がある職場を探してみましょう。なお、スタッフの教育方法や期間については、それぞれの現場によってバラつきが見られることから、時間を掛けて職場選びをすることが肝心です。
職場で研修を受ける他に自分でセミナーに参加しよう
薬剤師は、高度な専門性を有する職業として社会的に評価されていますが、日々の業務の中でしっかりと力を発揮するには、絶えずスキルの向上を目指すことが不可欠です。そうした中、医薬品に関する知識を得たり、調剤業務をテキパキとこなしたりするには、職場内で研修を受けるほかに、自分で都合が良い時間にセミナーに参加をするという方法もあります。
セミナーによっては、新人からベテランまで色々な立場の人が参加できるものや、事前の申し込みが必要ないものもあるため、ためらわずに興味のあるセミナーに顔を出すと良いでしょう。
年に数回の昇給や昇格の機会がある職場がおすすめ
年に数回の昇給や昇格の機会がある職場は、多くの医療従事者にとって仕事へのモチベーションを高めるうえで大きな魅力があります。こうした職場で働きたい場合には、各地で長年にわたり事業を展開している製薬会社や総合病院、クリニックなどの求人をチェックするのがおすすめです。
また、昇給や昇格の基準については、職場の方針や在職中のスタッフの人数などに影響を受けます。そうした中、理想的な形でキャリアアップを図りたい人は、余裕を持って求職中に色々な職場の採用パンフレットやウェブサイトなどに目を通しておきましょう。