薬学部は4年制と6年制どちらを選ぶか

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2021年08月02日

薬学部には4年制と6年制という2つの選択肢があります。特に、私立大学では4年制を採用している所も多いです。では、どちらを選んだほうがメリットがあるのでしょうか。それに関して詳しく説明することにしましょう。

6年制は国公立大学で採用している

薬学部ではカリキュラムの改変があり、4年制から6年制へと変更がなされました。それにすぐに追随したのが国公立大学であり、国公立大学では殆どの薬学部が6年制を採用しています。ただし、近年の薬学部の人気の高まりに加えて、国公立大学の人気の高さから、国公立大学の薬学部の偏差値が高くなっています。

その主な理由は、やはり学費が安いということがあります。4年制から6年制に変わり、2年多く勉強することが求められます。しかも、薬剤師になるためには6年間のカリキュラムが必須であるため、必ず6年間勉強をしなければなりません。

そうなると、必然的に学費の安い国公立大学への志望者が多くなります。国公立大学は予め6年制で学ぶことが可能ですが、競争率が高いということを理解しておく必要があります。

4年制でも大学院に進むという選択肢がある

では、私立大学はどうでしょうか。私立大学でも新設の薬学部の場合は6年制を採用しています。しかしながら、私立大学は学費が高いというのが問題点としてあります。6年間の学費は国公立大学と比較するとどうしても多くなるので、学費の高さから進学を諦めるという学生も少なくないようです。

私立大学は4年制のカリキュラムを採用し続けているところもあって、そうなると大学院への進学を視野に入れなければなりません。結局、国家試験を受験するためには、6年間のカリキュラムを負えなければならないという条件は動かすことができないため、私立大学であっても6年間勉強に励む必要があります。

そうなると、どうしても学費が高くなるのは避けられない問題です。

自分の実力と学費を考えて進学先を決める

国公立大学と私立大学を比較してみました。昨今の薬学部人気の高まりにより、国公立大学の難易度が高くなっています。それでも難関を突破して、晴れて薬学部に進学する学生もいます。重要なことは、自分の実力と学費を天秤にかけて、私立大学へ進学するか、国公立大学へ進学するかをよく考えることです。

資格を取るまでにかかる費用を換算し、進路を選ぶようにすることが重要なポイントです。

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