2017年04月26日
大学が6年制になったこともあり、一時は人材不足で悩まされた薬剤師です。その後は、順調に人材確保が可能と言われたのですが、相変わらずの人材不足が続いています。薬局の増加状態が止まらないことも、その一因となっているのでしょう。今、募集が更に多くなったことから、薬局へ復職を目指す人も、多くなって来ています。
女性が多く結婚・育児で退職者が多い
薬剤師として働く人の多くは、大学を卒業した時に就職先が決まっていることもあり、薬学の研究所であり、薬のメーカーであり、そして病院、調剤薬局、ドラッグストアと言ったところで働くことが多くなるのでしょう。それぞれの希望があり、その職業に就くのですが、女性が多いことから結婚・出産・育児にもなり、退職されて家庭に入る人が多いのも、現実です。そのことから、どうしても人材が不足することになってしまい、途中採用の募集が多くなってしまうことになります。また一般的なことでも、転職を考える人も出て来ることがあります。給与や待遇に問題がある場合や、上司や先輩、同僚との仲が上手く行かないなどの理由がある人は、他の職場を求めることになってしまうのでしょう。
正社員からパート職で働くことに
今、調剤薬局やドラッグストアなどでの募集を見ると、パート職を求める傾向にあります。お店の方にとっては、人件費を低く抑えることが出来、安定した経営に役立つことになると言う理由があります。また職を求める人の多くは、子育ても終わった人や子供が保育所に通うことが出来るようになったことから、再就職をする人などになるのでしょう。時間給で仕事をすることになるのですが、国家資格が必要と言うこともあり、他の職業から比べるとかなり高い時給をもらえることになります。言われるところでは、安い人でも時給2000円になると言うのですから、一般の人の倍近くの収入になります。ですが、意外なことにフルの時間で働くことを希望する人は少なく、半日勤務、週に2〜3回と言う勤務体系を望む人も多くなっています。
ママさんが多い職場を選びましょう
パートで働く人の希望の多くは、勤務先の選び方として保育所がある所と言われます。子供に対しその対応が早く出来ることもあり、もしもの時にも勤務先への了解も取り易くなると言うことがあります。子供の送り迎えと言う余計な時間がいらないこともあり、通勤や退勤が楽になる良さもあるからです。そのことを含め働く人が少ない職場は、避けることが良いとされます。従業員が少ないと言うことで、休日出勤や時間通りに帰宅出来ないことも有り得ることが考えられます。従業員が多く職場では、ある程度の融通も効くことが多く、イザと言う時には早退なども可能になって来るのでしょう。また、同じ環境で働く人が多いほど良いとされます。ママとなった薬剤師がたくさんいる職場ほど、いろいろな面で理解されやすくなっていると言って良いでしょう。